この『知床遊覧船』のコースは、約1時間の「カムイワッカコース」、約2時間の「ルシャ湾コース」、約3時間の全てを楽しめる「知床岬コース」の3種類があります。
[カムイワッカコースの見所]
プユニ岬・フレペの滝・男の涙・象の鼻・五湖断崖・エエイシレド岬・カムイワッカの滝
[ルシャ湾コースの見所]
カムイワッカコース + ウンメーン岩・ルシャ湾
[知床岬コースの見所]
カムイワッカコース + ルシャ湾コース + 19号番屋・滝の下の番屋・蛸岩・カシュニの滝・観音岩・知床岬
因みに知床岬まで陸路で向かう方法としては、一応「海岸トレッキング」という手段があります。但し登山や沢登りで使うしっかりとした装備、そして登山・岩登り・沢登りの技術と野生動物など自然の知識、また気象情報や潮の満ち引きの時間など、『SHIRECOCO(シレココ)』 と言うサイトを見て頂ければ分かる通りに、たぶんトレッキング超上級者の力量が無いと、無事に辿り着くのは難しいのでは無いかと思います。そんな事を考慮すると、今回選択した『知床遊覧船』または『知床観光船 おーろら』等を利用するのが、安全かつ確実に知床岬を見る事の出来る方法だと思います。また知床に訪れたならば、是非「知床岬コース」で廻って、知床半島の最先端まで見る事をお勧めします。
<<知床遊覧船Story>>
※Storyの展開上、浮浪雲が自慢気にカンニング説明及び、なみえちゃんが説明をしていますが、実際に遊覧船などに乗った際には、ガイドさんからの案内などがあります。
「ねぇねぇ雲くん 今日は快晴だから景色も良くって すごぉ~く気持ちいいね(^^♪」
「本当に壮大な景色中に居て、最高に気分爽快だね」
「私は船って面倒だなぁ~って思っていたのだけど、今は本当に乗って良かったなぁ~って思う。こんな素晴らしい景色を見れて超感激ぃ~ くぅ~ちゃん遊覧船に乗るのを決めてくれて ありがとうね」
「ニャハハハ 『うに』もお腹いっぱい食べて、そしてこんな綺麗な景色に囲まれるとか、凄く幸せだにゃん(^^♪ そう言えばネットにも書いてあったけど、本当にこっち側の知床半島って断崖絶壁ばかりなんだね」
「この遊覧船から見る事の出来る最初の【プユニ岬】と、次の【フレペの滝】の付近は、この先時間に余裕があったら陸の上からも、比較的安全に向かう事の出来る場所らしいので、行こうかな?って思っている。」
「雲くん・・・熊さんが出てきたりしない場所なの?」
「ん~多分平気なんじゃないかな? 注意しながら向かった方が良いと思うけどね」
「もし出て来た時には、くぅ~ちゃんがしっかり、私の事だけは守ってくれるんでしょ?」
「え~~~っ! 違うもん!怒 雲くんは、なみえちゃんの為だけに、熊さんと戦ってくれるんだもんね! そうだよね? 雲くん」
「ハハハッ(;^_^A ん~その時には、無理だとは思うけど3人の為に命を掛けてみます。(つぅ~か…くも vs くま なんて勝ち目がある訳無いと思うけど… orz ガックリ…)」
「ニャハハハ…雲ちゃん頑張ってにゃん(^^♪」
「そうだ なみえちゃん ここの【五湖断崖】って、どういう所なの?」
「えっとね 五湖断崖って言うのは、知床の名所として有名な【知床五湖】に隣接している断崖なんだけど、知床五湖って、湖に流れ込んでくる川も、湖から流れだす川も無いんだよ。そしてその水の量の調整になるのは、知床連山に降り積もった雪が数年かけて伏流水となって辿り着いたものと、この断崖から染み出す事によって水量の調整がされているんだって。」
「そうなんだ? そう言えば知床五湖って、1周3kmの大小五つの湖を巡れる散策コースがあるんだよね?」
「えぇ~ くぅ~ちゃん! 私はパスしておく。 だってそんなところを歩いたら、足が太くなっちゃうもん!」
「なみえちゃんも ちょっと嫌だな…だって疲れちゃうもん」
「えっ? あぁ~それじゃやめておこうね って、あれが【カムイワッカの滝】かな?」
「なんか雲ちゃん 色々と知っているんだね?」
「いやいや…パンフやネットのカンニング知識ですw」
「・・・雲くんは なみえちゃんの説明がヘタクソだから見て調べているんでしょ?」
「(ゲッ! そこって怒るところなのか?) ち・違うって…ん~…そうそう! 俺も多少は知っているんだよ!って自慢したかっただけだよ…(;^_^A アセアセ…」
「だったら、なみえちゃんなんかに聞かないで、全部自分で調べればいいでしょ!(プンプン…)」
「えっ…(ど・どうしよう(;^_^A)・・・あっ! あそこに熊が居るよ!」
「フンッ! そうやってすぐに話を逸らすんだから…熊さんが海の中に居る訳なんか無いもん!」
「違うよ なみえ 向こうの岸に熊が居るんだよ」
「えっ?(キョロキョロ…) あっ! あそこはね 【19号番屋】って場所でね 日本で唯一とも言える『人間と熊さんが共存できる場所』なんだよ! 熊さんは頭が良いからね 漁師さんが「ここは人間の場所だ。向こうへ行け!」って繰り返し言っていると、近寄って来ないんだって」
「へぇ~そうなんだ? でもやっぱり熊が傍に来たら怖いよね」
「私は くぅ~ちゃんが居るから怖くないよ! 助けてくれるんでしょ?」
「なみえちゃんだって雲くんが居るから全然大丈夫だもん」
「ひめちゃんは早く『雲ちゃん vs 熊 Battle 』を観戦したいにゃん(^^♪」
「いやいや…ひめちゃんまでそんな事を言わないでよ! 勝ち目が無いの分かるでしょ(-“-;A …」
「あれっ? くぅ~ちゃん 面白い形をした岩があるよ?」
「ママ あれはね【蛸岩】って言うんだよ。海から ひょっこり顔を出した『タコさん』みたいに見える事から名付けられたんだって」
「ふ~ん そうなんだ? 私は何となくタコって言うよりも、おじさんって感じに見えるかなぁ~?」
「あぁ~ひめちゃんもそんな風に感じるにゃ」
「それでねぇ~ん~(キョロキョロ…) あっ! あそこに見える白っぽい岩が【観音岩】だよ! アイヌ語では『レタラワタラ(白い岩)』って言うんだって」
「確かに観音様っぽくも見えるね」
「なんか本当に色々なSpotを見れるから、凄くお得感満載だね! 第二弾の『浮浪雲の独り旅(シーズンⅡ)』の時は、私がバディーで、くぅ~ちゃんと巡るから、今度は夕暮れ時に来たいなぁ~なんかムードがあってドキドキでしょ?」
「えっ! だ・駄目だもん! 第二弾も雲くんと旅をするのは、なみえちゃんだもん! 雲くんもその方が良いでしょ?」
「えぇ~ くぅ~ちゃんだって、私と大人の二人きりの旅の方がイイでしょ?(⋈◍>◡<◍)。✧♡」
「え・え…(ん~可愛い女の子の なみえちゃんと、大人の魅力満載の ゆめ…ん~悩むなぁ~・・・けど…ゆめとだったら 『The・オアズケの旅』 が終わって、『妄想卒業旅行』になるのかな?ニヤニヤ)・・・」
「なんで雲くんは返事をしてくれないのよぉ~!怒怒怒 もしかして なみえちゃんなんかよりママの事を好きになっちゃったんでしょ!怒怒怒」
「い・いや…そ・そんな事無いって…なみえちゃんは大切な子だよ(-“-;A …アセアセ」
「ふぅ~ん それじゃ くぅ~ちゃんとしては、私は大切じゃ無い人って事なんだね!怒怒怒」
「えっ(今度はこっち?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)) そ・そんな事無いよ 俺としては、みんな大切な人だよ」
「ニャハハハ…雲ちゃんは相変わらず大変だにゃ」
「お願い…ひめちゃん (。-人-。) Help me!」
「それじゃ なみえちゃんもその他大勢の内の一人って事だもん(ウッ・ウッ・ウッ…)」
「(ヤバイ これは泣き出すぞ!) そんな事無いよ なみえちゃんは Only One の子だよ」
「エーン・エーン・エーン…」
・・・・・ザワザワ・ザワザワ・・・・・
(何だ・何だ・どうしたんだ あいつ 女の子を泣かせているぞ! …ザワザワ・ザワザワ…)
(なんかね さっき聞こえたんだけど、あの綺麗な女性と女の子が、あの男性を取り合っているみたいだったよ …ザワザワ・ザワザワ… )
(なに!あんなクソ男が三又を掛けているのか! 酷い奴だな!…ザワザワ・ザワザワ…)
(ママァ~あの人達、嘩しているよぉ~喧嘩しちゃダメなんだよね?…ザワザワ・ザワザワ…)
(シーッ! 危ないから向こうに行きましょ!…ザワザワ・ザワザワ…)
(コウジ君 あの子あんなに泣いていて凄く可愛そう…ザワザワ・ザワザワ…)
(本当に許せないな、それにしてもあの女性って凄くグラマーで綺麗な人だな♥…ザワザワ・ザワザワ…)
(もう!コウジ君ってば 何を見ているのよ!もう知らない!怒怒怒(プイッ!)…ザワザワ・ザワザワ…)
(キョウコちゃん ウソだって許してよぉ~…ザワザワ・ザワザワ…)
・・・・・ザワザワ・ザワザワ・・・・・
「なみえちゃん…泣かないで頂戴…マジでお願いします」
「どーせ雲くんは、なみえちゃんの気持ちよりも、絶対に周りの目が気になっているだけでしょ!怒」
「ん~流石に今は…場所が場所だけに…(-“-;A …」
「ほらっ! やっぱりなみえちゃんの事なんか、どうでも良いんだもん!怒怒怒」
「いや…そんな事は全然無いんだけど…(どうすればいいんだぁ~( ノД`))」
「もう なみえ いつも雲ちゃんは、なみえの事を思って色々としてくれているでしょ! もう泣かないで旅を楽しもうよ!」
「なみえ あまり くぅ~ちゃんを困らせないの!」
「ゆめさんも あまり なみえを揶揄ったり、挑発しないでください。最後は雲ちゃんが凄く困っちゃうんだから…ちょっと可哀想でしょ!」
「うん 分かった なみえ ごめんなさい」
「ほらっ ゆめさんも謝っているんだから、なみえも もう泣かないの!」
「うん 分かった…ママ ごめんなさい」
「(ひめちゃん ありがとう…ただ毎回、『可哀そうなのが…ちょっと』って言う部分が気になるけど…)」
「でも…雲くんが、いつもエッチな目で、ママの事を見ているからいけないんだよ!怒」
「(げっ! やっぱりお約束で、俺が怒られるの?) あ・あぁ ごめんなさい これからは気をつけます(ってか…たまにしかエッチな目で見てないぞ!)」
・・・・・とうとう たまにはエッチな視線を、ゆめに向けて居る事を自分の中で認めてしまった浮浪雲であった。
「あっ! なみえ 【知床岬】に着いたみたいだよ」
「うん 知床岬って地名はね アイヌ語で『シリエトク(地の果て)』って言うんだよ。岬の上は標高30~40mの台地で、天然記念物の野鳥や、アザラシやヒグマなど、様々な野生の動物が生息しています。厳重な管理下に置かれていて、事実上一般の観光客は立ち入りできません。観光客は観光遊覧船・自然遊覧船等を利用して、海から見る事になっているんだよ」
「まぁこの知床国立公園内には、野生のヒグマが居るみたいだし、陸路で向かおうとは思えないよね。昔から『君子危うきに近寄らず』って言うからねぇ~」
「ねぇ~雲くん その『君子~なんとか』って何なの?」
「さてと もう帰路に入ったから、【知床遊覧船】から降りたら、次は何処を巡ろうかな?」
「くぅ~ちゃん 私もその『君子~なんとか』って、どういう意味か知りたいなぁ~」
「あっ そうだ ひめちゃん! そろそろ昼食も考えないと駄目だよね?」
「お昼ご飯も大切だけどぉ~ひめちゃんも『君子~なんとか』の意味を知りたいにゃん(ニャハハハ…)」
「ごめんなさい(。-人-。) ゴメンネ よく分からないのに格好つけて使っちゃいました…とにかく危ない場所には近づかないって事じゃないかな?」
「まぁそんな感じかにゃ? 正確には 『教養があり徳がある者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかない』って事だけど…ところで雲ちゃんって『教養』や『徳』ってあるのかにゃ?」
「・・・ごめんなさい ん~殆ど『教養』も『徳』も無いですね(-_-;)」
「ひめちゃんが珍しく、くぅ~ちゃんを苛めているけど…そろそろ許してあげたら?」
「ニャハハハ…だって雲ちゃんが困っているのって、何か可愛いんだもん(^^♪」
「可愛いから苛めるって…(-“-;A 」
「雲くん もう到着したから降りるよ」
「あ、はい…」
・・・もう二度と良く分からない名言は使わないと誓った浮浪雲であった
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