「…くん・雲くん 起きてよぉ~」
「ん? 眠い…今何時?」
「えっとね…今は朝の3時だよ」
「えっ? 朝の3時って…何かあったの?」
「違うよぉ~今日は占冠村に行くんでしょ? だから早く起こしたんだよ!」
「ん? 村だったら…のんびり遅めに起きて向かっても直ぐに見終わっちゃうでしょ?」
「そうじゃ無いのぉ~占冠村に行くなら絶対に見ておきたいスポットがあるんだよ!」
「そんなに遠い所にあるの? もしかして…4~5時間歩く登山とかかな?」
「違うってば…占冠村に行くならば、早く行って『雲海』を見ないと駄目なのぉ~」
「うんかい…? ん? トイレを使いに行くの? ホテルでしてっちゃえばいいでしょ?」
「えっ? 何でトイレ…?」
「だって…『うん●』したいんでしょ?」
「はっ!(真っ赤…) そんな訳無いでしょ~ 違うよぉ~『雲』の『海』って書いて『雲海』だよ! 雲くん知らないの? それに…なみえちゃんは【超可愛い天使の様な乙女】だから…そんな事は絶対にしないです!怒怒怒」
「雲の海で…雲海? あぁ~それならば、テレビとかネットで見た事があるよ! それは絶対に見てみたいね!」
「早く行かないとだから、今日は なみえちゃん も病気になっちゃう覚悟で、お風呂は我慢して、お着替えだけにしてきたんだよ!」
「ん~いや1回入らない位で身体を壊したり…(いや…それはもういいか…) そうなんだ ありがとうね。早速準備をして向かわないと駄目だね!」
「うん 雲くんと一緒に綺麗な雲海を見たいんだ(^^♪ 早く行こう」
2人は車に乗って占冠村の星野リゾートへ向かった。
「ふぁぁ~やっぱり早起きすると眠いねぇ~」
「雲くん…早起きで行くのは嫌だった?」
「いや…そんな事は無いよ。なみえちゃんと綺麗な景色を二人で見れるから楽しみだよ?」
「なみえちゃんもね 雲くんと一緒に綺麗な『雲海』を見れるのが楽しみぃ~キャハハハ…」
「それじゃ『雲海』の情報も含めて紹介をしてくれるかな?」
「はぁ~ぃ 占冠村の紹介をはじめまぁ~す! キャハハハ…」
「占冠村は、こんな感じの村だよ! 小さい村だけど凄い所でしょ?」
「ほぉ~これはマジで驚いたよ! 馬鹿に出来ない村なんだね 早く到着して楽しみたいよ」
「大丈夫だよぉ~星野リゾートは逃げないからねぇ~」
「あとは雲の状況次第って事かな?」
「さっきスマホで見て置いたけど、今日の雲の状況は【良好!】って、なっていたよ♪」
「そっかぁ~きっとそれって…なみえちゃんPowerだよね!」
「ん~そうかもしれないですぅ~キャハハハ…」
雲海ゴンドラ山麓駅(リゾートセンター)に到着をして、ゴンドラに乗り『雲海テラス』へ…
「さてと…ここはやっぱり【Cloudpool】から巡った方が楽しめそうかな?」
「うん 人気があるSpotだよ 最初に向かっちゃおうね!」
「ん~なみえちゃん…ちょっと良いかな?」
「雲くんどうしたの?」
「ちょっと、巡る前に…トイレに行って来て良いかな?」
「うん いいよ ここで待っているね」
「早く戻って来るね!」
後ろから なみえちゃんの目を塞いで…
「(だぁ~れだ?)」
「アハハハ…ん~誰だろうなぁ~キャハハハ…なぁ~んて、『雲く~ん』(^^♪」
「ははは 大当たりぃ~ 流石 なみえちゃん!」
「・・・えっ? 格好良いけど…誰なの?」
「ははは なに冗談言っているの? 雲くんに決まってるでしょ?」
「だって…変だもん」
「何が変なの? 俺は『雲くん』で、君は『なみえちゃん』でしょ? 何か違う?」
「・・・だって…(でも…ちゃんと二人の名前を言っているし…でもなんか…?)」
「とりあえず 早く【Cloudpool】に向かおうよ! 雲海が見れなくなっちゃうよ!」
「うん…? でも…?」
「ほらっ! 手を繋いで行こうよ!」
「(えっ!…手を繋いで歩きたいって事も知っているんだね) うんそれじゃ 手を繋いで行こぉ~(^^♪」
「今日はここをちょっと早めに巡って、他に連れていきたい場所があるんだ」
「えぇ~『雲海テラス』を、ゆっくり楽しみたいよぉ~それに明日は上川町に行くんでしょ?」
「(早くここを離れないとヤバいんだよ…) とりあえず…早く【Cloudpool】に行こう!」
「(・´з`・)ブゥー 何でそんなに慌てているのよぉ~(プンプン…)」
「えっ…(キョロキョロ…) ん~そうそう…早く雲海を見たいでしょ?」
「だってぇ~あまり慌てると、なみえちゃんが転んじゃうもん」
「もう そんな我儘を言ってないで、黙ってついて来いよ!」
「(ビクッ…)えっ…嫌だよ…そんな怖い雲くんなんて…なんで急にそんなに怒るのよ…」
「はいはい…怒ってごめんなさい! とりあえずさっさと行こう! いつまでもここに居ても仕方ないだろっ!」
「何か…今日の雲くん怖いよ…そんな雲くんの事は…なみえちゃん嫌いだよ…」
「全く…なんか気分悪いから、もう今日は帰ろう! 明日また来よう!」
そう浮浪雲は言って、なみえちゃんの手をギュッと握り、無理やりにゴンドラの方へ歩き出した
「なんかこんなの嫌だよぉ~エーンエーン…」
「ガキじゃないんだから泣くなよ! 全く面倒臭い女だなぁ~」
「おいっ! お前 なみえちゃんに、何やっているんだよ!」
「あらら…戻ってきちゃったよ…」
「アッ! 雲くん…それじゃこっちの人は…だれ?」
「全く黙ってサッサと付いてくればいいのに…」
「なみえちゃん こっちに…」
「雲く~ん…エーンエーン…」
「はいはい…めんどうくせぇ~女だ…さよならぁ~」
怪しいナンパ師は、ゴンドラに乗って帰って行った…
「雲く~ん…エーンエーン…」
「俺がトイレ行って一人きりにしたから、こんな怖い目に遭わせちゃって、本当に ごめんね…」
「エーンエーン…」
「そう言えば…なんで手を繋いで歩いていたの?」
「だってぇ~(だぁ~れだ?)って後ろから来て…雲くんと なみえちゃんの名前を知っていたもん」
「確かあいつ、ゴンドラ乗り場から一緒だった気がする。二人の会話を聞いて名前を覚えたんじゃないかな? 本当に怖い思いをさせちゃって ごめんね」
「今まで雲くんは一度も怒った事無いのに…急に怒り出したから凄く怖かったよぉ」
「そうだったんだ…本当にごめんね」
「でもちょっと変だなって感じたんだけどね! だって…まだお顔を作ってないのに…顔が出てきたから…」
「ん~多分…俺の顔がまだ無いから…騙されちゃたんだと思うけど…?」
「でもこれで一つ勉強になったから、もう大丈夫だよ!」
「ん? 何が勉強になったの?」
「だからぁ~今度からは…顔が出て来たら偽物確定って事でしょ?」
「あぁ~なるほど…顔付きは偽物って判断が出来るね!・・・ん?謎 いや…それって俺の顔を作ってくれれば解決する問題なんじゃないかな? そろそろ作ってよ…」
「あぁ~大変だよぉ~」
「えっ なみえちゃんどうしたの? 何が大変なの?」
「早く見に行かないと『雲海』を見れなくなっちゃうよぉ~早く・早く行こっ!」
「そうだね 早く見に行かないとだね・・・って、俺の顔の話は…?」
「そんなどうでも良い事はあとで良いでしょ? 早く行かないと見れなくなっちゃうよぉ~」
「ふぅ~とりあえず…先に見に行こうね (…ってか俺の顔って「どうでも良い事」なの?)」
【Cloud Pool(クラウドプール)】
「わぁ~なんか雲の上に居るみたいだぁ~凄く気持ちいいよぉ~」
「ははは 本当に雲の上にいる気分で気持ちいいね」
「ほらほらっ 雲の上から山の頂上が出ていて、なんかカワイイ~」
「本当に綺麗な雲海を見れて良かったね」
「うん(^^♪ なみえちゃんPowerのお陰だよ! キャハハハ…」
「なみえちゃんと一緒だと、どこに行っても凄く楽しいんだけどね」
「キャー なんかそう言って貰えると嬉しいよぉ~」
【Sky Wedge(スカイウェッジ)】
「雲くん ここがね『SkyWedge(スカイウェッジ)』だよ! ちょっとこっちに来て…」
と言って、浮浪雲は手を曳かれるまま『SkyWedge(スカイウェッジ)』の先端へ…
「ちょっとちょっと…あまり急ぐと足もとが危ないよ」
「大丈夫・大丈夫!この位で転んだりする訳が無いでしょ~」
「(ん?いつもは転んじゃうからって言っているのに…???謎)」
「そしてぇ~ここで雲くんは、なみえちゃんの事を後ろからねぇ こうやって…そしてなみえちゃんが、こうやったら…(キャー なみえちゃんてば なんか凄く大胆な事をやっているかも…)」
「あっ!これって…かなり昔の映画のOneシーンだっけ? ん~なんて映画だったかなぁ?」
「そうそう…タイタニックって映画のシーンみたいじゃない?」
「でも俺は…あの俳優さんみたいに格好良くないよ?」
「かっこいいもん! なみえちゃんは凄く好きだもん!怒」
「なんで怒っているの?・・・ん?『凄く好き?』って…俺の事?(おっと! 場の雰囲気に呑まれて、マジ告白が来たのかぁ?)」
「(ハッ! キャー やば過ぎぃ~) ち・違うよ!全然それは違うよ…えっとねぇ~ん~そうそう このシーンが好きだからやってみたかっただけだよ! 別に雲くんの事が好きとかは、全然無いから…(えっ? あたしぃ~またそんな事を言ったらダメだってばぁ~!そんな事を言ったら嫌われちゃうよぉ~)」
「ははは…(;^_^A そ・そうだよね…(ガックリ…こんな雲の上の素敵な世界から…心を突き落とされた気分だ…でも本当に好きな人が居るんだから、当然って言えば当然だよな…寧ろ…この雲海の中に自分から飛び降りて良いかな…?) そ・そんな訳無いよね…はぁ~(ドンヨリ…)」
「(どうしよう…雲くんの元気が無くなっちゃったよぉ~こんな時に『時を戻そう! by ペコパ 』 とか、出来たらいいのにぃ~)・・・・・」
「(辛いけど…気持ちを入れ替えて…) ん~早く廻らないと…雲海が見れなくなっちゃうよ…先に進もうね」
【Cloud Walk(クラウドウォーク)】
「雲くん…さっきはごめんね 変な事を言っちゃって…」
「…ん? えっ? ん~なんか変な事を言ったの? 全然気にしてないよ」
「だって…さっき元気が無くなっちゃったみたいだったもん 本当にごめんなさい」
「えぇ~~~! 謝らないで良いよぉ~ 寧ろこんな凄く良いSpotを、なみえちゃんと巡っているのに…元気が無い様に感じたならば、俺の方が悪いんだって…俺の方こそ ごめんなさい」
「でも…あんな言い方をしちゃったし…許して下さい」
「許すも許さないも無いって…ん~そうだ! それじゃさっきのナンパ野郎みたいなのに騙されない様に、そろそろ【顔】を作ってくれないかな?」
「キャー!」
「なみえちゃん! どうしたの?」
「話していて気が付かなかったけど…ここって下が見えて凄く怖い場所だぁ~」
「なんだ そんな事か…何があったのかって驚いたよ。それより顔の話は…?」
「そんな顔の話なんて、今はどうでも良いでしょ~怖いよぉ~エーンエーン…」
「仕方ないな…(ギュッと抱きしめて…) これで大丈夫かな? 下を見ない様にして先に進んで行こうね」
「うん…(ギュッて抱きしめられたら…違った意味でドキドキだよぉ~)」
「はい 渡り切ったから、もう大丈夫でしょ? それで顔の話は…?」
「雲くん ありがとうね 本当に怖かったの…あとは灯台デッキから雲海を見ておきたいなぁ 早く行こうよ!」
「あぁ~そうだね…(って言うか俺の顔の話は…いったいどこへ?)」
【Toudai Deck(灯台デッキ)】
「キャーここから見る雲海が、雲海テラスを全体的に見晴らせるし一番綺麗かもぉ~」
「本当に神秘的な風景で凄く綺麗だね」
「ん~なみえちゃんと、どっちが綺麗なの?(あたしぃ~なんてことを聞いているのぉ~ハズイ)」
「(グッ! この場合はどっちで答えたらいいんだ? さっきは思いっきり『好きとか全然無い』って言われたばかりなのに…ん~どうする…俺?) そ・それは勿論…」
「えっ?勿論どっちなの?(あぁ~なんでそんな事を聞いちゃうのぉ~あたしのバカァ~)」
「そ・それは勿論…(もう一か八かだ…) な・なみえちゃんに決まっているでしょ!」
「あ・ありがとうね…凄く嬉しいよ…(赤顔)」
「い・いや…そう言えば喉が渇いたね(;^_^A 『てんぼうかふぇ』に行ってみようか?(超緊張して喉が渇いたぁ~)」
「うん…(なんか凄くドキドキしているよぉ~)」
【てんぼうかふぇ】
「なみえちゃんは、何を飲むかな?」
「えっとぉ~やっぱりここに来たら『雲海ソーダ』を飲まないと駄目でしょ~」
「ははは そうだね! 俺は…どうしようかなぁ~」
「雲くんも なみえちゃんと同じ『雲海ソーダ』を飲むの!」
「りょ~かい」
「そう言えばね。ここには『雲のゆうびんやさん』と『雲海ポスト』があるんだよ! 『雲のゆうびんやさん』でポストカードを買って送るとね。切手を貼らなくても届くんだって!」
「ほぉ~なみえちゃんは送るんでしょ?」
「うん ひめちゃんと、すみかちゃんと、ママと…全部で4枚送るよ!」
「ん? 4枚なの?」
「やっぱりみんなに送らないとケンカになっちゃうからね!」
「そうだね! 喧嘩にならないようにしないとね! (ん? ひめちゃん、すみかちゃん、ママと、パパ?・・・あっ そうか!…好きな人が居るんだから、当然その男性に送るよね そりゃ当然…だけど…なんか辛いな…)」
「雲くんは誰に送るの?」
「ん~俺はどうしようかなぁ~あまり手紙とか書いた事無いからね…(ん? 誰に送るって…この旅が始まる前の記憶って…俺って誰? どこの人? 家族はいるの? 友達は? 送る事の出来る相手が居ないじゃん…) 俺は特に送る相手は居ないよ…筆不精だしね」
「・・・彼女さんには送らなくていいの?(送らないで欲しいな…出来る事ならば、もう忘れて欲しいよ…そうすれば…なみえちゃんの気持ちが届くのに…)」
「(あっ! 好きな人が居るって事になっているんだった…どうしよう…) ははは…まぁ完全な片思いだから…それに住所も知らないからね (目の前にいるんだけどね…そう言えば…なみえちゃんって何処の子なんだろう? そうか! あとで書くときに、こっそりと覗き見しちゃえば分かるよね!)」
「そうなんだ…片思いで住所も知らないって…なんか可哀そう(それってこのまま旅を続けて居れば…雲くんと彼女さんの関係は進まない…雲くんの気持ちを なみえちゃんに向かせれば…勝てるよね!)」
「可哀そうかぁ~いや…この旅をしている今が一番幸せだからねぇ~(なみえちゃんとずっと一緒に旅を続けられている事が、一番の幸せだよ!) なみえちゃんこそ彼氏さんと会えないでしょ? この旅を続けていていいの?(俺としては続けていて欲しいけど…)」
「なみえちゃんも片思いだし…住所とかも知らないからね! だから雲くんと同じに、この旅をしている今が幸せだよ!(同じような状況だけど…なみえちゃんの場合は…大好きな人と一緒に旅をしているから凄く幸せだよ。)」
【Cloud Post Shop(雲のゆうびんやさん)】
「わぁ~色々なポストカードがあるぅ~どれにしようか迷ちゃうよぉ~」
「ん~記念に何枚か買っておこう! どれにしようかな?」
「なみえちゃんは、コレと、コレと、コレと、コレに決めたよ!」
「(やっぱり彼氏さんの分も買うんだね…) 俺はコレにするよ」
「(えっ?なんで同じものを2枚なの?…一つは記念に?もう一つは…やっぱり彼女さんに買うんだ…なんか辛いよ…) えっ? いま書くの? 誰かに出すの?」
「ん? それは企業秘密です! ハハハッ…」
「もう早く行こうよ!怒怒怒」
「(えっ?なんで怒っているんだ?って言うか…ポストカードを書かないの? それじゃ住所を覗き見する事が出来ないじゃん) なみえちゃんは書かないの?」
「なみえちゃんは帰った時に、手渡ししてくるもん…怒」
「そっか…(残念) もうちょっとで書き終わるから、もう少し待ってくれないかな?」
「住所を知らないなんて嘘ついて、こっそり大好きな彼女さんに書いているのを待つのなんか、絶対に嫌だもん!怒怒怒」
「えっ? こ・これは…ん~じゃ~あとで書くよ…(なんでそんなに怒っているんだろう? 確かに大好きな人に書いているけど…手渡しするしかないな…)」
浮浪雲には意味が全く分からないけど、超重い空気のままゴンドラに乗り、展望テラスを後にしました。
(ブブブ・ブブブ・ブブブ…)
「あっ! ひめちゃんからLineが来た」
雲ちゃん おはよん(^^♪
ひめちゃん おはよう
今頃は雲海を見て楽しんで居るのか
にゃん?
いま雲海テラスからゴンドラで降りてきた
所だよ
凄く綺麗だったでしょ~
ん?今日は雲海は見れたのかにゃ?
うん 見れたよ!
凄く神秘的で感動できる景観だったよ
それじゃ今日のグルメSpotだよん
ここには色々なお店があるから、
とても楽しめると思うよ
本当にいつもありがとうね
凄く助かっています
ひめちゃ~ん
いつになったら来てくれるのぉ
なみえちゃん寂しくって辛いよぉ
なみえは本当に寂しがり屋さん
だよね。またその内に行くから、
雲くんと楽しんでね
だってぇ~雲くんって意地悪いんだもん
なみえちゃんの事をすぐに苛めるんだよ
ふ~ん…それじゃ雲くんとの旅を
やめちゃえば?帰ってくればまた
毎日遊べるよ!
それはダメだもん。
雲くんとの旅は、最後まで一緒にして、
彼女さんよりも、仲良くなるつもりだも
ん。
そっか…それじゃもっと二人で
楽しい旅にしないと駄目だよ!
それじゃまた連絡するね
バイバイにゃん
うん…分かったよ。またね(^^♪
「本当に、しっかりと調べて纏めてくれるから助かるよね」
「ひめちゃんって、実は凄く真面目な子なんだよ! 頭も凄く良い子なんだ」
「ふ~ん 結構頼りがいのある子だよね。たまにするチェックは厳しいけど…ハハハッ…」
「えっ? 何のチェックをされたの?」
「(いや…なみえちゃんへの気持ちをチェックされたとは言えないよなぁ~(;^_^A ) 何となくそんな感じのする子だねって思っただけだよ」
「昔から私も良くチェックされるんだよね。凄く図星な事を…」
「なる程ねぇ~(確かに心を見透かされている感じがしたな…)」
(ブブブ・ブブブ・ブブブ…)
「すみかちゃんからもLineが来たよ」
浮浪雲さん こんにちわ
すみかです♡
すみかちゃん こんにちわ
ひめちゃんからも、いまLineが来たところだよ!
知っていますよ。ひめちゃんと一緒にいて
ホテル紹介を作っていたんだもん
あぁ~そうなんだ?
え~~~っ! すみかちゃんズルいぃ~
ひめちゃんと仲良くしているんだ!怒
えっ? でも…なみえは、
浮浪雲さんと楽しく旅をして居るんでしょ?
そうだけど…でも…ズルイ…怒
ん?それじゃ なみえが戻ってきて、
私が浮浪雲さんと旅をしようか?
そんなのはダメだもん!
雲くんと二人で旅をして良いのは、
なみえちゃんって決まっているの!
そうでしょ?
私は二人の為に良いホテルを探して、
ひめちゃんにも見て貰って居るだけだよ
うん 分かったよ…
それじゃ今日のホテル紹介を送るね
結構良いホテルだから、ゆっくり休んでね
うん すみかちゃん ありがとうね
浮浪雲さんにも宜しく伝えてね
それじゃまたね
うん またね
「本当に二人には助かるよ…ホテルもグルメも探しながらの旅だと、観光地を楽しむのが大変になっちゃうからね」
「ひめちゃんも、すみかちゃんも、凄く優しいからね」
「そうだね それじゃまずはお食事だね。とりあえずホタルストリートに行けば、すぐに見つかりそうだね」
「うん それじゃレッツゴー!キャハハハ…」
…と、言った感じで「ホタルストリート」へ向かい昼食を食べて、星野リゾートを楽しむ事に…
「そう言えば…なみえちゃんにSpot紹介をして貰った時は、【雲海】ばかりに気を取られてたけど、【ICE VILLAGE(アイスビレッジ)】も観てみたかったよね? 季節が外れていたのが…ちょっとショックだな」
「なみえちゃんも見てみたかったなぁ~全部凄く綺麗だよね! 特に『氷の教会』へ行って『永遠の愛の誓いあい』をしたかったなぁ~(ウットリ…)」
「ん? それって俺と?」
「(ウットリ…) そんなの当然でしょ~やっぱり愛し合っている二人だから、氷の教会で、しっかりと…ん? しっかりと愛を・・・(ハッ! ヤバイィ~ちょっと妄想の世界に入り込んで…とんでもない事を言っちゃったよぉ~) あぁ~ち・ち・違うよぉ~今の話じゃなくて、好きな人と来た時にって話しだよぉ~。雲くんと誓い合っちゃうなんて…絶対に・絶対に無いんだからぁ~(あぁ~今度は焦ってとんでも無い事を言っているぅ~あたしのバカァ~(-“-;A …アセアセ )」
「(絶対に×2回…そして【無い!】って…おれ…立ち直れないよぉ~) ハハハッ…そ・そうだよね。なみえちゃんには本当に好きな人が居るんだから…俺と愛を誓いあうなんて…有り得ないよね…(はぁ~おわたぁ…)」
「そ・そうだよ…雲くんにも好きな女の子が居るんだから…なみえちゃんと愛を誓い合えないもんね(誓い合いたいよぉ~彼女さんに負けたくないよぉ…)」
「いや 俺の方は…思いっきり片思いだからねぇ~『形だけの愛の誓い』位しても問題無いけどね!(ん~なみえちゃんとなら…例え 『形だけの偽物の愛の誓い』 だとしても、してみたいなぁ~)」
「そんな『形だけの愛の誓い』じゃ嫌だもん!怒怒怒 (雲くんとは 『本気の愛の誓い』 じゃないと嫌だもん)」
「えっ? あっ! ご・ごめん…変な事を言っちゃって…そう言うのって『形だけ』とか、ふざけた気持ちで言うのは良くないよね。でも…なみえちゃんと俺が『形だけ』でもする訳無いしねぇ~(;^_^A ハハハ…(俺だって出来る事ならば、なみえちゃんと… 『本気の愛の誓い』 をしたいよ)」
「・・・・・」
「もう…この話は止めようね」
「うん…」
「それじゃ~『ミナミナビーチ』で、プールを楽しもうか!(おっ!なみえちゃんの水着姿を見れるな! ニヤニヤ…)」
「雲くん…怒」
「えっ? なに?」
「いま…なみえちゃんの水着姿を見れるって考えたでしょ!怒」
「えっ!・・・そ・そ・そんな事無いよ! そんな事は、これっぽっちも考えていないって…」
「だって…エッチな目をしてニヤニヤしていたもん!怒」
「い・いや…室内プールだし、折角時間もあるから、たまにはそう言うのも良いかなって…(;^_^A アセアセ…」
「でも…なんか冷や汗が出ているよ!怒」
「それじゃ…『ファーム』に行って動物たちと楽しもうか?(ちょっと残念だけど…)」
「いま…残念とか考えたでしょ?怒」
「えっ! ぜ・ぜ・全然 そ・そんな事は思って無いよ…本当だよ (なみえちゃんは、俺の心が読めるのか?)」
「別に無理に行く場所を探さなくても良いよ…今日は朝からあんな事があったから、ちょっと疲れちゃった」
「そっか…それじゃホテルへ行って、ゆっくりしようか?」
「うん なんか ごめんなさい」
「別に気にしないで良いよ。 ホテルでゆっくり話をするのも楽しいからね」
「ありがとうね・・・・・あっ! キャーーーッ くも~~~●×▽◆□!」
「えっ? く・雲って…(俺…また何か変な事を言ったか? 良く分からないけど…) ご・ごめんなさい…」
「ちがうのぉ~くもが居るのぉ~!」
「あっ!…いや…本当にごめん…俺って居ない方が良いの?」
「違うのぉ~そこに蜘蛛が居るのぉ~」
(なみえちゃんが指をさした方を見てみると…)
「ん? あぁ~雲じゃなくて蜘蛛ね? 小さいから大丈夫だよ すぐ外に出しちゃうね」
「なみえちゃんは、虫さんが大っ嫌いなのぉ…怖かったよぉ~」
「ん~なんで入って来たんだろうね? でももう大丈夫でしょ?」
「うん…虫さんなんか、世の中から全部居なくなっちゃえばいいのに…」
「まぁ~確かに気分が良くないよね」
「何か疲れちゃった…」
「それじゃホテルは【リゾナーレトマム】にしようか? ここの『雲スイートルーム』は、なみえちゃん好みの可愛い感じの部屋だよ」
「えっ?どれどれ…(フムフム…) わぁ~可愛くって素敵なお部屋だぁ~お部屋中が【雲】で溢れている感じだね! あっ!」
「ん? 『あっ!』って…どうしたの?」
「一緒のお部屋で泊る人も…雲くんだぁ~キャハハハ…」
「今日はずっと『雲海』で『雲・雲・雲の世界』に居たのに…自分が『浮浪雲』って事を忘れていた ハハハ…」
「なみえちゃんがね、本当にここに来たかった理由は…『雲くん』と一緒に『雲の世界』に来たかったからなんだよ(^^♪」
「ははは そうだったんだね それじゃ~泊る部屋は『雲スイートルーム』に決定だね!」
「うん やったぁ~ キャハハハ…」
そんな感じに宿泊場所と部屋を決めてホテルの部屋に…
「本当に『雲の世界』に来たような気持ちになっちゃうぅ~凄く幸せだよぉ」
「なみえちゃんが好きそうな、とても可愛い部屋だね」
「なみえちゃん 結婚したら、こんな可愛いお部屋に住みたいなぁ 雲くんはどう思う?」
「どうだろうなぁ~最初の内は変わっていて良いけど…ずっと住んで居たら落ち着かないかも?」
「全く…雲くんって…女の子はこういうお部屋にずっと住んで居たいの!怒」
「(やべっ!怒っている?) そ・そうなんだ? 凄く優しい気持ちになれる部屋かもしれないね(なみえちゃんと住めるならば…どんな処でも幸せ満点だろうな…)」
「(ボソッ…) このままずっと一緒に住みたいな…」
「ん?今何か言った? ずっと?一緒に? とか…?」
「(ハッ! ヤバッ…) ち・違うよ…き・今日もずっと一緒に居て楽しかったな!って言っただけだよ! (;^_^A」
「そうか…そう思ってくれて嬉しいよ 俺も楽しかった」
「色々なクッションや、雲ベットとか、可愛い過ぎで凄く嬉しいぃ」
「でも一番気になるのが…『雲泡(くもあわ)バスタイム』かな? 泡だらけのお風呂なら、覗かれても見えないから安心でしょ? ハハハ…」
「・・・雲くん…覗くつもりなの?怒」
「えっ…ち・違うって…覗かない・覗かない…ただ万が一でも安心って事だよ!」
「でも…本当は覗いてみたいんでしょ?」
「い・いや…覗くなんてヤバいって…そんな事は絶対しないです」
「それじゃもし…覗いても良いよ!って言ったら…覗く?」
「(覗いても良いよ…覗いても良いよ…覗いても良いよ…これは罠なのか? それとも本心? いや…覗いて良いよなんて…付き合っても居ない相手に普通言わないよなぁ~けど…ん~どっちだ…でも覗きたいよぉ~) 本当に覗いて良いの?」
「あぁ~やっぱり雲くんってエッチな人だぁ~覗いちゃダメに決まっているでしょ~ちゃんとしっかり鍵は閉めます!」
「そうだよね…なんか疲れたから横になろうかな?」
「あっ…怒っちゃった? ごめんなさい…」
「ん? 全然怒って無いよ この布団が気持ちよさそうだから、横になってみるだけだよ」
「それじゃ なみえちゃんも横になるぅ~腕枕してねぇ~」
「ははは 本当に腕枕が好きなんだね?」
「だって…なんか安心出来るの…(だって…なみえちゃんの本当の気持ちが、全然届いてくれないんだもん) 雲くんは重いから嫌なの?」
「いや…全然重くないし…構わないよ(ってか…大好きな子に、毎日腕枕をしてあげられるなんて…『至福の喜び』だよねぇ~)」
「そう言えば…今日の昼間は本当に怖かったの…」
「あぁ~あいつ本当に頭にきた…なみえちゃんの事を泣かせたし…」
「だっていつも優しい雲くんが急に怒ったから…でもやっぱり偽物だったんだね」
「本当に何もなくて良かった…やっぱり、そろそろ俺の顔を作った方が良いんじゃないかな?」
「ん~それは大丈夫って言ったでしょ! 顔がある人は偽物って考えればいいんだよ!」
「いや…それはそうだけど…ん~」
「あっ…そう言えば明日は上川町に行くから、移動に時間が掛かっちゃうよね? どうしようか?」
「それはあとで少し調べておくよ! でもやっぱり…顔の有無で判断より、顔を見て判断して欲しいんだよね」
「もぉ~明日は少し距離があるから、計画をしっかりしておかないと移動だけで終わっちゃうよ!」
「そ・そうだよね…直ぐに考えておく。 だけどマジで顔は…」
「もぉ! そんな事は、どうでも良い事でしょ!…旅の方の予定をしっかりと考えて下さい! 雲くんの旅なのに、なみえちゃんだけ頑張って考えるなんて変でしょ! それとも、ちゃんと旅をする気が無いの?」
「いやいや…ちゃんと考える…顔の事をしつこく言っちゃって、ごめんなさい(顔の事は…諦めるしかないのかな? はぁ~)」
「それと上川町の後はいくつか小さい町があるから、しっかりと考えないと、無駄な時間が出来ちゃうよ」
「はい…分かりました 一応上川町までは、大体3~4時間かかると思うよ。」
「それじゃ半日は移動だけで終わっちゃうね。それにね また明日Spot紹介の時に言うけど、上川町って大雪山国立公園も入っていて、層雲峡や黒岳とかかなり見所の観光スポットもあるから…観光に時間がかかるかも?」
「とりあえず移動を含めると2日位は取っておかないとヤバそうだね」
「近くの小さな町と上手く巡れれば、いいかもしれないね」
「それじゃ宿泊場所やグルメのSpotも、今回は少し急ぎ目に出して貰えないかなぁ? でも…迷惑だよね…」
「ん~それは すみかちゃんと、ひめちゃんに一応聞いてみるね」
「そうだ! 今日の夕食は何処のお店で食べようか? ここって結構色々とあるんだよね」
「ん~何処にしようかなぁ~何処も美味しそうで悩んじゃうよぉ」
「ん~なみえちゃんはやっぱり海戦が良いのかな?」
「えっ? 海で戦うの?」
「ん? ハハハ…なみえちゃん何を言っているの? 疲れちゃったのかな?」
「えぇ~違うよぉ~雲くんが『海戦』って間違えているんだよ!『海鮮』でしょ?」
「えっ?何を間違えているって…? あぁ~! 本当だぁ~字を間違えている! って…これを間違えたのって…俺じゃなくって文章を書いている人でしょ?」
「そうじゃ無いもん…なみえちゃんはそんな間違いなんかしないもん!怒 雲くんの間違えでしょ!怒」
「ん? なみえちゃんは…って? やっぱりこのStoryは、なみえちゃんが作っているの?」
「(ハッ!ヤバ谷園…) ち・違うよぉ~なみえちゃんじゃないもん!怒怒怒」
「でもさっきそう言ったよね?」
「絶対に言ってないもん…また雲くんが…なみえちゃんの事を苛める…エーン・エーン…」
「(えっ! そこ…泣いて解決? ん~) い・いや…なみえちゃんは全然言って無かったね! 俺の勘違いだったよ…本当にごめんなさい」
「エーン・エーン…雲くんが苛めるよぉ~」
「(ん~どうしよう…でも不幸中の幸いだな…ここが外じゃなくって良かった…外だと周りの目がねぇ~(;^_^A) ほ・本当にごめんなさい…ちょっと勘違いしちゃっただけなんだよ…だから許して下さい(。-人-。) ゴメンネ」
「(グスン・グスン…) うん 分かった…もういいよ…」
「はぁ~良かったぁ~それじゃ食べるお店を早く決めようよ 何でも食べたい物を言ってね」
「今日は…【SORA-天空-】で食べたいなぁ~」
「やっぱり海鮮が好きなんだね?『海鮮しゃぶしゃぶ』が食べたいのかな?」
「ん~今日はね…『和牛しゃぶしゃぶ』が食べてみたいな…ダメかな?」
「いやいや…なみえちゃんの好きな物で良いよ! それじゃ【SORA-天空-】で『和牛しゃぶしゃぶ』だね!」
そんな感じで決まった【SORA-天空-】に向かい、『和牛しゃぶしゃぶ』の夕食を楽しみました。そして部屋に戻って…
「雲くん 凄く美味しかったぁ~もうお腹がパンパンだよぉ~」
「なみえちゃんの勢い…お店のお肉が無くなっちゃうんじゃないかって心配しちゃったよw」
「えぇ~そんなに食べて無いよぉ~」
「体重計に乗るのが怖いでしょ?ははは…」
「(あっ!それ考えて無かった…) うん ちょっと怖いかも…当分体重計には乗らないもん」
「まぁ楽しく・美味しく食べられたんだから、良かったよね」
「うん 北海道って海鮮だけじゃなく、お肉も美味しいね」
「そうだね! それじゃ なみえちゃん 先に【雲泡バスタイム】を楽しんで来たら?」
「うん 可愛いから凄く楽しみな お風呂なんだぁ あっ!でも絶対に覗いたら駄目だよ!」
「はい 覗きません」
「それじゃ 入って来るねぇ(^^♪」
食事と入浴を楽しみ、そろそろ寝る前の時間に…
「さてと…上川地方の南側は制覇したね でも明日の上川町は、また楽しみなスポットが多そうだよね!」
「うん 全部見ていたら凄く時間が掛かると思うよ。」
「とりあえず なみえちゃんの紹介を聞いてから、何処を見るのか決めようね」
「うん 明日も頑張って紹介するね!」
「宜しくお願いします」
「それじゃ 雲のベットで早く寝よぉ~」
「りょ~かい!」
と、今日は何となく疲れたのか、二人共いつもの 「グダグダStory」 も無く、直ぐに眠りの世界へと突入した。
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