(未修正)・南富良野町のシンボルテーマは『太陽と森と湖の町』
太陽と森と湖のまち「南富良野町」の自然は天下一品です
北海道空知郡に属し富良野市の南側にある町です。1908年にしも富良野村(現:富良野市)から分離独立した際に、富良野の南方に位置している事から、南富良野町と名付けられました。町のシンボルテーマは【太陽と森と湖のまち】となっています。この南富良野も「富良野・美瑛観光圏」に形成されていて、2001年には「フラノのラベンダー」として環境省より「かおり風景100選」に制定されています。またこの南富良野町は2009年に、日本国内初となる単一魚種の条例「南富良野町イトウ保護管理条例」を制定し、イトウを保護する事で生物の多様性を維持し、自然環境を保つ努力をしています。
地理的に見てみると北東の大雪山系十勝岳連峰・南東の日高山脈・西には富良野芦別道立自然公園の夕張山地(芦別岳・夕張岳が主峰)と言った感じに、四方が山に囲まれていて、約9割が森林地帯になっています。
十梨別渓谷
〒079-2131
北海道空知郡南富良野町字金山
延長0.3km
金山市街地より十梨別川(空知川支流)沿いを林道に沿って約10kmほど登って行くと、羽衣橋(三つ目の橋)付近から壮観な渓谷が開けてきます。この付近から渓谷を望むと、初夏には新緑が、そして秋になると紅葉に彩られた景色を楽しむ事が出来ます。昔この付近では砂金が取れたとの話があります。十梨別渓谷は出来る事なら是非見て欲しいオススメSpotなのですが、注意点がいくつかあります。まず砂利道と待機所があるだけの道となっていますので、対向車などの状況によっては待機所までBackで戻る必要性も出てきます。また一番の注意ポイントは、この自然多き秘境とも言えるこの場所は、ヒグマの出現ポイントにもなって居る事です。充分に注意をして下さい。またここから先に進んで行くと、富良野芦別道立公園に指定されている「夕張岳金山コース入り口」があります。
かなやま湖
(金山ダム)
金山ダムは、北海道空知郡南富良野町にあり、日高山脈の狩勝峠付近を水源とした、石狩川水系の中では最大規模を誇る一級河川、石狩川水系空知川の最上流部に建設されたダムです。その金山ダムが1967年に完成して出来た人造湖が『かなやま湖』になります。
この「かなやま湖」は、北海道有数と言われる湛水面積・貯水量を誇り、人造湖でありながら周囲が、エゾマツ・トドマツなどの原生林に覆われて居ることから、天然の湖と感じる様相を持っています。「かなやま湖」には数多くの魚類が生息していて、中には「幻の魚」とも言われるイトウ・オショロコマ等の生息も確認されています。また冬季に訪れると湖面が完全に結氷していて、氷上のワカサギ釣り等も楽しむ事が出来ます。
その後1993年に当時の建設省より「地域に開かれたダム」の指定を受け、4つのエリアに分けてのテーマ別の整備が行われました。ダム周辺はダムを一望出来る展望台、下流への散策路が整備されている『日帰り散策エリア』。そして鹿越大橋北岸部には、「かなやま湖保養センター・オートキャンプ場」等宿泊を伴う利用が可能な『宿泊ウォーターフロントエリア』。その東側には水辺に親しめる空間として利用できる『ファミリーエリア』。最上流部にはパークゴルフ場や、カヌー・ラフティングを楽しめる空間の『スポーツエリア』が整備されています。
またここでは【太陽と森と湖の祭典】が、恒例行事として毎年7月の最終土曜日・日曜日に執り行われ、花火大会など道内外から多くの観光客の訪れる祭典が行われています。
この様に様々な公園整備や近隣の観光地に隣接している立地条件から、年間通して非常に観光客も多いことから、国土交通省・独立行政法人水資源機構管轄のダムの中では、中津川の宮ヶ瀬ダム(神奈川県)・雫石川の御所ダム(岩手県)に次いで、国内三番目に多くの年間利用者が訪れるダムとなって居ます。また財団法人ダム水資源環境整備センターのダム湖百選にも選定されています。
太陽と森と湖の祭典
(かなやま湖・湖水まつり)
開催期間
毎年7月の最終土曜日・日曜日
会場
南富良野町かなやま湖畔キャンプ場
〒079-2411
北海道空知郡南富良野町字東鹿越
お問合せ先
0167-39-7000
(かなやま湖湖水まつり実行委員会)
北海道空知郡南富良野町にある「かなやま湖畔」では、毎年7月最終土曜日・日曜日に開催される祭典です。この採点の一番の見所は、「かなやま湖畔」を金色に染め尽くす数々の妖艶の花火です。かなやま湖と周りの山に、響き渡る迫力の音は圧巻です。ただそんな綺麗な花火も前座となってしまう程に感動を齎してくれるのは、かなやま湖を横断する道内最長の全長700mに及ぶ【ナイアガラの滝】です。会場にいる人達全ての視線と心を鷲掴みにするほどの壮大なShowを見せてくれます。他にも特設ステージでタレントショーなども開催していますので、いちど『かなやま湖・湖水まつり』へ訪れて感動を感じてみて下さい。
※2020年7月25日・26日に開催予定であった『第49回・かなやま湖湖水まつり』は、昨今の情勢による【新型コロナウィルス流行防止】の為に中止となりました。
かなやま湖森林公園
〒079-2411
北海道空知郡南富良野町字東鹿越
0167-52-2223
(かなやま湖保養センター)
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営業期間
4月下旬~
かなやま湖森林公園内には様々な施設、「展望台・ログハウス村・保養センター・スポーツ研修センター・オートキャンプ場・湖畔キャンプ場」等があります。また他にも入場無料で楽しめるラベンダー畑(開花時期7月下旬~8月上旬)と、その一角にあるハスカップの畑があります。
道の駅南ふらの
(南フラの物産センター)
北海道空知郡南富良野町字
幾寅687番地(国道38号泉沿い)
0167-52-2100
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<休館日>
年末年始(12/31~1/2)
kome秋期に臨時休業の場合有
<閉館時間>
09:00~19:00(6月~9月)
09:00~17:00(10月~5月)
<駐車場>
普通車:76台
大型車:10台
身障者用:1台
北海道空知郡南富良野町の国道38号泉沿いにある道の駅です。近隣には狩勝峠があり、重点道の駅候補に選定されました。 南富良野町は、かなやま湖や空知川でのカヌー遊びが盛んな町です。そんな事に因み「道の駅・南ふらの」は、カヌーの穂先をイメージした外観を持つ建物になっています。建物の中に入るとエントランスロビーがあり正面には、イトウ・アメマス・ウグイ等の淡水魚が泳ぐ姿を見る事の出来る、自然に近い状態にレイアウトされた大型水槽があります。この淡水魚達は、空知川・かなやま湖に生息している魚たちです。他にも1階・特産品販売コーナー / 2階・森林展示コーナーがあります。
狩勝峠(狩勝峠展望台)
〒081-0039
北海道上川郡新得町新内無線
0156-64-0522
(新得町観光協会)
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<定休日・営業時間>
年中無休
駐車場:50台(無料)
[狩勝峠]
北海道空知郡南富良野町と、上川郡新得町の境界にある峠です。峠の西側には石狩川水系、東側には十勝岳水系が流れていて、ここが日本海側と太平洋側の分水界になっています。峠名の由来は、北海道鉄道敷設法が制定され北海道官設鉄道がルート選定した際に、旧石狩国・旧十勝国から一文字ずつ取って『狩勝峠』と命名されました。また1927年に日本新八景にも選ばれています。
「狩勝峠展望台」
標高644mにある狩勝峠展望台から望む大パノラマの景観は十勝平野です。日本新八景にも選出される程の絶景、晴れた空気の澄んだ日に目を向けると、50km以上も離れている帯広の街並みが目に入り込んできます。展望台と公衆トイレがありますので、ドライブの途中に休憩をしながら、絶景による心のリラクゼーションを感じられる、とても良いシチュエーションを提供してくれるSpotです。
幾寅駅
〒079-2400
北海道空知郡南富良野町字幾寅
滝川起点の根室本線(98.8km)
北海道空知郡南富良野町幾寅にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(滝川起点)にある駅です。この駅名の由来は、現在の「ユクトラシュベツ川(アイヌ語:ユクトゥラシペッ[鹿が・登る・川])」の上部を取って漢字をあてたものとされています。隣駅の東鹿越駅は「ユクトゥラシペッ」を訳して駅名にされています。
この幾寅駅は2003年4月から無地根器となっていましたが、現在は、隣接する「南富良野まちづくり観光協会」が、富良野行きの乗車券のみ発売をしています。何故この様な、寂れた感じの駅舎をご紹介するのかと言うと、この駅は1999年に降旗康夫監督、高倉健さん主演で映画化された【『鉄道員』(ぽっぽや)】のロケで使用された駅舎と言う事からです。その撮影で利用する為に、より古さを強調した感じに外観・内装共に改修されています。ん?なみえちゃんは推定20歳(5月1日生まれ)と言う設定だから…まぁそれはどうでも良い事ですよね。
※因みに先日お亡くなりになった「志村けんさん」も出演していた映画です。
国設南ふらのスキー場
https://www.town.minamifurano.hokkaido.jp/
〒079-2402
北海道空知郡南富良野町字幾寅
0167-52-2143(南ふらのスキー場ロッジ)
0167-52-2267(スキー場リフト運転室)
※リフト運航のお問合せ先
0167-52-2100(南富良野町振興公社)
かなやま湖の南側に位置するスキー場です。フラノ・トマム・サホロといった有名なリゾートスキー場に囲まれている中で、雪質・設備ともに劣らず、町営だからできる低料金が魅力的です。初心者から上級者まで楽しめるナイター設備完備したスキー場です。スノーボードのコース制限はありません。また、町内宿泊施設ご利用の方はスキー場リフト券が割引になるお得なプランもございますのでどうぞご利用ください。
営業時間
09:00~21:00(火~土)
09:00~16:00(日曜日)
※月曜日が祝祭日の際は前日はナイター営業
定休日
毎週月曜・12月31日・1月1日
※祝日は月曜日でも営業します
※天候次第で営業時間変更や中止があります
ゲレンデ標高差
400m
最大斜度
35度
最長滑走距離
1,500m
斜面構成
初級:30%
中級:50%
上級:20%
「南富良野町」の絶景に包まれて心を休めてみて下さい
山に囲まれていて、どちらかと言うと一見は寂しい町のイメージは拭えませんが、実際に訪れてみると、自然に囲まれた絶景の宝庫とも言える町です。一押しのスポットは『かなやま湖森林公園』のエリアでは無いでしょうか? かなやま湖畔で行われる【太陽と森と湖の祭典】で見せてくれる「花火」。そしてその中でもメインとも言える【全長700mのナイアガラの滝】は、是非一度訪れて、目にして貰いたい「妖艶の火の華」と言えます。
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