何となく二日過ぎたように感じる とても長い一日…

12月 18, 2022



(ぽんっ!) ひめちゃん ただいまぁ~(^^♪
「ん~(パチッ) おはよぉ~ あれっ? なみえ 今日は戻って来るのが早いんだね」
「うん だって…ひめちゃんが今日帰っちゃうって言ってたから…なんか寂しくって」
「アハハハッ…帰るって言っても、いつでもすぐ来れるでしょ~」
「でも3日間一緒だったから…何となく寂しいなって…」
「ひめちゃんだって寂しいよぉ~ 『ひめちゃん・雲ちゃん・なみえ』3人旅は凄く楽しかったよん♪」
「ねぇ~ ひめちゃん…」
「なぁ~に?」

「あと1日一緒に旅をしようよぉ~やっぱり なみえちゃんは寂しすぎるよぉ~」
「全く なみえって、寂しがり屋さんだよねぇ でも明日になったら、また同じ事を言うんでしょ?」
「言わないよぉ~昨夜 急に帰るって聞いたから、昨日の今日で寂しいだけだもん」
「しょうがない子だなぁ~なみえには 雲ちゃんが、しっかりと付いていてくれるでしょ!」
「それはそうだけど…」
「雲ちゃんって【Super KY君】だけど、凄く気を使ってくれて優しい人でしょ? そんな人だから なみえは雲ちゃんの事を…(アッ!)・・・ん~そうそう! 一緒に旅をしているんでしょ?」
「そうなの…浮浪雲さんって優しいのだけど、全然 なみえちゃんの気持ちに気づいてくれないの…」
(ニヤリ…) えっ? なみえの気持ちって…どんな気持ちなの?」
「だからね…なみえちゃん が、こんなに浮浪雲さんの事を大好…(ハッ! ヤバイ…) 違うの…無理をしない様に身体の事を心配してあげているのに…えっと…ん~…も~とにかく なみえちゃんの気持ちを全然分かってくれないの!」

「そうなんだ…ん~どうしたら良いのかなぁ~? 二人で話し合ってみたら?」
「えっ? 何を話し合えば良いの?」
「えっ? ん~お互いがどう想っているのか?って事かなぁ~?」
「浮浪雲さんの事なら分かっているもん…とにかく早く沖縄までの旅を終わりにしたいんだもん」
「そうなのかなぁ~? 他に想い悩んでいる事があるんじゃないかなぁ?」
「なみえちゃんは、この旅をして、二人で色々と楽しんだり、一緒に喜んだり…二人の大切な思い出にしたいんだもん」
「きっと大丈夫だよ! 一緒にずっと旅をしていたら、その内にお互い分かり合えると思うよ!」
「うん…やっぱり今日は帰らないで欲しいな…」
「本当に家でやる事があって…今日は無理かな? どうしてもって言うなら…今日 雲ちゃんに『おはようのチュー』を、しちゃっていいかにゃん?」
「えっ…それは…でも…ん~それはダメ…」

「それが なみえ の【心の言葉】なんだよぉ~それを伝えてみれば?」
「・・・・・?」


「ん~ふぁ~…ん? あっ おはよう…(ボケボケ…)
「雲ちゃん おはよぉ~にゃん(^^♪」
「浮浪雲さん…おはよう…」
「雲ちゃん まだボケボケしているなら、なみえが【おはようのチュー】をしちゃうぞぉ~キャハハハ…(^^♪
「えっ?(ドキドキ…) ひめちゃん…勝手にそんな事言わないでよぉ~」
「ほらほら なみえ!【おはようのチュー】 をして、しっかり目を覚ましてあげなよぉ~」
「ち・ち・ちょっと…は・はい しっかりと起きました!…もう大丈夫だよ…! (ん? もしかして…寝ぼけている振りをしていたら…なみえちゃん とチューが出来たって事かな?…あぁ~~~大失敗をしたぁ…)
「ひめちゃん 浮浪雲さんは、もう起きたから大丈夫だよ! (;^ω^)

「なんだぁ~雲ちゃん いい加減に、もう少し空気を読もうよぉ~。寝ぼけて居てくれないと なみえが【おはようのチュー】を出来ないでしょ~キャハハハ…」
「あっ…ご・ごめんなさい…」
「浮浪雲さん 何を謝っているんですかぁ~ なみえちゃんは、浮浪雲さんとチューなんか、『絶対しない』です!」
「(えっ…『絶対しない』って…(ガックリ…) 何となく…『最悪な目覚め!』だよな…寝起き早々にこの大打撃…俺は何も悪い事してないのにねぇ~ ん? もしかして前世の俺って【超極悪人】だったのかな…?)」
「なみえ~ なにも朝から そこまで酷い言い方をしなくても…雲ちゃん思いっきり凹んでいるよ~アハハハ…」
「あっ…! 浮浪雲さん ごめんなさい…そんなつもりじゃないです…本当に ごめんなさい」
「ははは…なみえちゃん そんなに気にしなくて大丈夫だよ…慣れているから…(はぁ~少しだけ慣れて来たから…でもそれに慣れるのって寧ろ辛いな…)
「雲ちゃん慣れて居るって…あぁ~もしかして大好きな彼女さんに、よく言われているからでしょ~?キャハハハ…」
「ん~確かに最近よく言われているな…」

「えっ…浮浪雲さん…好きな彼女さんと最近よく会っているの?怒怒怒 (えっ!なみえちゃんの知らない所で二人っきりで会っていたの…いつ? 寝て居る時にコッソリ? それとも…なみえちゃんが家に帰っている隙に? 浮気なんか絶対に許せない…!)
(はっ! ヤバ谷園…) い・いや…ち・違うんだって…誰とも会ってないです」
「それじゃ なみえちゃんに内緒でlineしているんでしょ!怒怒怒」
「そんな事もしていないです…スマホを調べたっていいよ!」
「やっぱり会って居るんだ!怒怒怒」
「だからぁ~…ん~ひめちゃん笑って居ないで助けてよぉ~」
「キャハハハ…なみえ~そろそろ雲ちゃんの事を許してあげなよぉ~雲ちゃんは誰とも会って居ないし、それにlineで繋がる人も居ないでしょ?」
「だって…最近よく言われているって言ってたもん」
「それは…ん~そうだなぁ~言われている様な気がしたんじゃない? そうでしょ? 雲ちゃん!」
「えっ?・・・あっ! そうそう…なんか寝起きだからボケちゃってて、なんか変な事を言っちゃっただけだよ!」
「本当?」
「はい 本当に本当です! 神様・仏様に誓って嘘は言いません!」
「ん~ それならいいけど…」


「キャハハハ…なみえと雲ちゃんって恋人同士なの? なんか恋人同士の痴話喧嘩みたいでウケるぅ~アハハハ…」
「えっ!…ち・違うよぉ~ひめちゃん なみえちゃんと浮浪雲さんが、付き合うなんて事は絶対に無いもん!」
「(付き合うなんて事は絶対無い…って、『絶対』まで言い切らなくても…)」
「そうなの? でも分からないよぉ~二人でずっと旅をしていたら『恋が芽生えちゃったぁ~』なんて事があるかもよ!」
(えっ? なみえちゃんと俺に恋が芽生える? って事は…? 俺の方の気持ちは出来上がっているから…あとは なみえちゃんの気持ちが、俺の方に向いてくれれば…もしかして大逆転の可能性があるって事か!)

「(えっ…『恋が芽生える?』浮浪雲さんが なみえちゃんの気持ちに気が付いてくれれば…でも大好きな女の子が居るんだよな…)
「あらら? 二人共黙り込んじゃったけど…もしかして既に『恋が芽生えちゃった』のかなぁ~ なみえ~そうなんでしょ~キャハハハ…」
「そ・そんなの…なみえちゃんと浮浪雲さんなんて、全然ありえないよぉ~! ひめちゃんだって『良い人だけど…それ以上はぁ~』って言ってたでしょ~アハハハ…(エッ! 私ってば何を言っちゃっているの?…そんなことを言ったら浮浪雲さんに、本当に嫌われちゃうよぉ~黙って~あたしぃ~) なみえちゃんだって一緒に旅する以上の関係は絶対にありえないよぉ~アハハハ…(どうしよう…とんでもない事を言っちゃったかも…)
「な・なみえ…そこまで言っちゃうのは…あぁ~雲ちゃん ごめんなさい! 何か ひめちゃんが余計な事を言ったから、なみえが変な事言っちゃったみたいけど…これって単なる冗談だからね! 雲ちゃんは優しい人だから軽く流してくれるよね?(なみえの大馬鹿ぁ~!)
(本音を聞けて良かったのかな?…そう言う事なら割り切って旅をするしかないね…はぁ~ガックリ)・・・えっ? ん? あ・あぁ~ごめん・ごめん…ちょっと今日の行先の中富良野町の事を考えちゃっていたから アハハ…ん? 何か酷い事を言っていたの? 全然聞いていなかった…寧ろ俺の方こそ話を聞いて無くて…ごめんね(;^_^A」

「浮浪雲さん…変な事を言っちゃって 本当にごめんなさい…」
「えっ? ん~本当に全然聞いてなかったんだよ! なんて言っていたの?」
「えっ…そ・それは…(;^_^A」
「ははは…全然気にしないでいいよ! そんな事は忘れて、今日の行動を考えないとね! それと…ひめちゃんも今日一度帰るのに、嫌な空気にしちゃって ごめんなさい これに懲りずに、また俺の事を揶揄いに来てね!ハハハッ…(;^_^A」

(雲ちゃん優しすぎだよ…だから なみえも雲ちゃんの事を…) うん また美味しい物を【たぁ~くさん】食べに来るからね! 雲ちゃん なみえの事を宜しくにゃん(^^♪」
『Please trust me』…で、間違って無いよね?」
「キャハハハ…何処で調べたのぉ~『Of course』
「今度使ってみようと思ってね!」

その後は微妙な空気のまま準備をしてホテルを出た…

「さてとぉ~忘れ物は無いかなぁ~(これと、これと…) よしっ!」
「・・・・・」
「・・・・・」
「なんか寂しいオーラ全開って…まったくぅ~このままだと今日の旅が、全然楽しめないでしょ~! ひめちゃんは…こんな状況で帰るのは嫌だにゃん」

「えっ! それじゃ ひめちゃん…」
「なみえ それはダメだよぉ~ ひめちゃん は帰るよ! なみえには雲ちゃんが居るから大丈夫だよ!」
「うん 分かったよ…」
「あっ!ひめちゃん お勧めグルメだけど…今日の分は忙しいだろうから、明日からでも大丈夫だよ!」
「ん~それはダメにゃん ひめちゃんのお仕事ですぅ~キャハハハ…」
「でも ひめちゃんとしては残念でしょ? 【ファーム富田】のスイーツは大人気だから絶対に食べたかったんじゃない?」

「えっ…【ファーム富田】のスイーツ…あぁ~!忘れていたぁ~ ひめちゃん絶対に食べたいにゃん~やだやだやだぁ~・・・あっ!(ニッコリ) それじゃグルメ情報はあとで送るにゃん!」
「ん? 諦めたの?」
「うん それじゃ 帰るにゃん! なみえ! ひめちゃんは、またすぐに遊びに来るから…頑張ってね!」
「うん…またすぐに来てね…」
「それじゃ ひめちゃん またね!」
「なみえ・雲ちゃん まったにゃ~ん(T_T)/~~~(ぴゅん!)
「ひめちゃん…帰っちゃった…(ションボリ…)」
「それにしても凄く楽しい子だったなぁ~いいお友達だね」
「うん…ひめちゃんは なみえちゃんの一番の大親友なんだよ…」
「俺もそんな友達欲しいなぁ~・・・友達? 俺ってさぁ~この旅の前の記憶って…全然無いんだよねぇ~名前だって『浮浪雲』とかってさ…絶対に本名じゃ無いよね? 普通に受け入れていたけど…」


「(エッ!ヤバス…) 浮浪雲さん早く出発しないと遅くなっちゃうよぉ~」
「えっ?あ・あぁ~ところで俺って…あっ!そう言えば なみえちゃん! 忘れていたけど…俺の顔ってもう出来て居るんでしょ? それにまだ俺の詳細設定も書かれて居ないしぃ~」
(はっ…忘れていたぁ~どうしよう…) ねぇ~浮浪雲さん そろそろSpotの紹介をしないと、見ているみんながイライラしているよぉ!(^▽^;)」
「いや…それもそうだけど…俺の詳細情報と顔を…」

「はい それではBlogを見てくれているみんなぁ~浮浪雲さんが何か言っているけど、今日訪れる中富良野町Spot紹介を始めちゃうね! 中富良野町のSpot紹介は2本立てでお送りいたします。一つ目は【ファーム富田】Onlyのご紹介です。結構有名なファームなので、知っている人も多いと思います。それではSpot紹介を始めまぁ~す!」
「いや…それよりも まず俺の…」

「結局俺の質問は無視してSpot紹介をしちゃったし…」
「浮浪雲さぁ~ん 【ファーム富田】の紹介ってどうだった? 凄く良いSpotでしょ~キャハハハ…」
「だから…俺の質問の返答は…」
「浮浪雲さんって凄く酷い人だよね…」
「えっ? 酷いって…何が酷い人なの?」

「だって…なみえちゃんが一生懸命に、浮浪雲さんの為に頑張ってSpot紹介をしたのに…どうでも良い事を気にしていて、全然聞いてくれてなかったんだもん…」
「いや…しっかりと聞いていたよ!」
「それじゃ【ファーム富田】のお花畑って幾つあるか答えてよ! なみえちゃんは全部紹介したもん」
「えっ…花畑の数って…えっと…10個位だったかな?」
「・・・全然違うよ もっと沢山あるもん」
「あっ! そ・そうだったよね ちょっと勘違いしただけだって…確か20個だったよね!」
「・・・13個だもん…やっぱり聞いていなかったんだ…」
「ち・違うって…聞いていたよ…しっかりと聞いていたよ。ただお花畑の数だけ、聞き逃していたんだよ!」
「それじゃ簡単な問題にしてあげる 『ラベンダーホワイトチョコレート』は何処で売っているの?」
「ん~・・・ごめんなさい 分からないです」


「グスン・グスン…折角頑張って紹介したのに…他の事を考えていて、聞いてくれてなかったんだ…」
「・・・ん~確かにしっかりと聞いていなかったかもしれない…本当にごめんなさい」
「浮浪雲さんは…なみえちゃんのSpot紹介なんて、全然興味ないんだ…」
「い・いや…いつも本当に楽しみにして聞いているよ…なみえちゃんの紹介のおかげでとても助かっているよ!」

「しっかりと聞いていてくれないから…もうSpot紹介するの嫌になっちゃった…」
「えっ…Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) いや…なみえちゃんのSpot紹介が無いと、この旅の意味が無くなっちゃうし…本当にごめんなさい これからは余計な事は考えずに、しっかりと聞くから…今回だけは許して下さい…」
「でも…早く顔とか…詳細情報とか…なみえちゃんだって一生懸命に頑張っているのに…怒られるのなんか絶対に嫌だもん」
「わ・分かった…もうその質問は絶対にしないから…だから今回だけは許して下さい…」
「絶対・絶対に約束だよ!」
「うん 分かったよ…許してくれるかな?」
「うん…それなら許してあげる」
「はぁ~良かったぁ~どうしようかと思ったよ…」
「あははは…」


「(ピュン)」
ブブブ・ブブブ・ブブブ…
「浮浪雲さん…Lineが来たよ? 誰からなの…?怒」
「ん…いまなんか?・・・まぁいいや ちょっと車を横に停めるね?」

「もしかして彼女さんからなの?怒怒怒」
「い・いや…それは絶対に無いよ…あっ! ひめちゃんからだ!」
「なんで ひめちゃんからLineが来るのよぉ!怒怒怒」
「き・昨日交換してって言われたんだよ それで交換した」
「なんで なみえちゃんに内緒で交換したの!怒怒怒」
「いや…なんかあったらLineするって言っていたからだよ」
「もしかして ひめちゃんの事も好きになっちゃったの?」
「えっ? 好きって…そう言うんじゃないってば…マジマジ」
「なんて送って来たのよ! 二人きりで会うつもりなんでしょ!怒怒怒」
いや…二人で会ったりはしないです…」

 雲ちゃん ヤッホー(@^^)/~~~

ひめちゃん こんにちわ  
3日間楽しかったよ!
  
ありがとうね     
  

もしかして喧嘩をしていたでしょ?

えっ?いや…喧嘩って言うより
俺が なみえちゃんに酷い事をし
ちゃっただけだよ      

そんなの なみえをギュッと抱きしめて
愛しているよぉ~って言えば、すぐに
解決しちゃうってキャハハハ…

いやいや…そんな事をしたら
マジヤバでしょ?    

そう言えばコレ!

これがグルメSpotだよん

ありがとうございます  
ここも良い感じのSpotだね

超おすすめSpotだにゃん
それじゃ旅を楽しんでねぇ~(^^♪
 

「ハハハ…相変らずだね もうグルメSpotを送って来てくれたよ」
「何か…Lineが楽しそうだね…怒」
「クックックッ…紹介されているグルメSpotは凄いんだけど…ひめちゃんの独り言が笑えるよ」


「(フムフム…) アハハハ…本当に ひめちゃんって楽しい子でしょ?」
「うん だって帰っちゃったのに、何となくまだ一緒に旅している様な内容だよね」
「多分ねぇ~もっともっと美味しい物を食べたいんだと思うよ それに今日の【ファーム富田】【とみたメロンハウス】は絶対に行きたいはずだもん」
「確かに、どちらも捨てがたいグルメSpotだよね それに【富良野ジンギスカン ひつじの丘】も行きた
いって言っていたなぁ
「なみえちゃんは両方でご飯なんて…そんなに食べられないですぅ~アハハハ…」
「そんなに気になるなら、あと一日居れば良かったのにね」
「でも何か家でやらないといけない事があるって言っていた…何をするんだろう?」
「あっ そうだ!」
「えっ? なぁ~に?」
「礼文島の時に なみえちゃんを呼んだら返事があったでしょ? あの時みたいに呼んでみたら もしかしたら来るかもよ?」

「ん~どうだろう…ひめちゃんに声は届かないんじゃないかなぁ~」
「ところで…なんで なみえちゃんには声が届いたの?」
「えっとねぇ~あの時はパソコン・・・(ハッ ヤバス!) えっとね ん~多分なんか偶然に聞こえたんだと思うよ…絶対にそうだよ!」
「ん~イヤイヤ~偶然に聞こえるって…どんな偶然なんだろう?」
「もぉ~そんな事はどうでも良いでしょ!」
「でも普通に聞こえるなんて事は、ありえないでしょ? なんか凄く変だよね?」


「・・・またしつこく聞いてくる…グスン・グスン…」
(ヤ・ヤバス…このままだと泣くぞ!) そ・そうだね…もうそんなことどうでも良いよね? しつこく聞いちゃって、本当にごめんね」

「グスン・グスン…」
「本当に ごめんなさい」
「もういいよ…大丈夫だから…」
「良かった…それじゃダメ元で…ひめちゃんを呼んでみようか?」
「絶対だめだと思うよぉ~アハハハ…」
「それじゃ呼ぶよ! 『ひめちゃ~~~ん!』

「はぁ~ぃ(@^^)/~~~ ひめちゃんでぇ~す(キャハハハ…)」
「う・うわぁ~マジで出てきた…なんでだ?」
「キャーオバケ~浮浪雲さん助けてぇ~」
「・・・って…呼ばれたから出て来たのに驚くなんて…なんかショック…」
(。´・ω・)ん? ジロジロ…なみえちゃん…なんか本物みたいなんだけど…」
「えっ? 本当にそうなの?」
「雲ちゃん…『本物みたい』とか、なみえは『オバケ』とか 凄く失礼じゃないかなぁ~」
「あっ! ご・ごめんなさい」

「ご・ごめん でもなんで…ひめちゃんがここに居るの?」
「とりあえずお家に帰ってから、グルメSpotを急いで仕上げたんだけど…今日のグルメSpotって…やっぱり ひめちゃんが来て食べてあげないと、絶対に可哀そうでしょ? だから忙しいけど、さっき飛んで来たんだよん」
「そう言えばさっき(ぴゅん)って音がしたよね? 丁度Lineの着信と同じくらいだったから、気のせいかと思ってたけど…食べてあげないと可哀そうって…?(どういう可哀そうなんだ?)

「気が付いたのは浮浪雲さんだけじゃないもん!怒 なみえちゃんだって、ひめちゃんが来たことに気が付かないはずがないもん!怒 でも そんな事よりも、ひめちゃんが来てくれた事が凄く嬉しいよぉ~だって一人じゃ何を食べても全然美味しくないもん」
(えっ?一人でって…俺の存在は何処へ…?)
「そうでしょ~なみえ一人で食べても美味しくないかなぁ~って思って来たんだよ」
(い・いや…俺も一緒なんだけど…ん? 俺って頭数(あたまかず)に入って無いのかな?)
「それじゃ なみえちゃんと ひめちゃんで美味しい物を、い~っぱい楽しもうね(^^♪」
「うん・うん なみえ 早く食べに行こ~ぅ!」
「あ・あの~…盛り上がっているところ悪いんだけど…」
「えっ なに? 浮浪雲さん どうかしたの?」
「雲ちゃん元気ないけど…何かあったの?」
「い・いや…今の会話って…俺の存在って全く消えていたように感じるんだけど…気のせい…?」

「あっ! 忘れてた」 「あっ! 忘れてた」 (同時発声で…)
「じゃないよね…はははっ…や・やっぱり そっちだよね( ノД`)シクシク…
「浮浪雲さん…ごめんなさい」
「もぉ~雲ちゃん そんな事くらいで凹んでないで、早く食べに行こうよぉ~」
「うん 行こうか…(ハァーガックリ…)


花の鑑賞をしたり、美味しいモノを沢山食べて【ファーム富田】を後にしました。

「いやぁ~本当に綺麗だったねぇ~ラベンダーの時期を外れているのが、ちょっと残念だったけど…」
「ひめちゃんはやっぱり飛んで来て良かったぁ~アレもコレも凄く美味しいスイーツばかりだったから、凄く幸せだったにゃん(^^♪」
「もぉ~本当にどれを食べても美味しかったね スイーツの国って感じで、なみえちゃんも幸せだったよぉ~」
「そうだ…次はどこに行こうか?」
「ん~まだラベンダーが咲いていないしなぁ~シーズンに北星山ラベンダー園に行くと、白色ラベンダーの【美郷雪華】を見れるんだけどねぇ~それじゃこれから紹介する【中富良野森林公園】に行こうか?」
「うん そうしようね!」

「(・´з`・)ブーブー…二人共しっかりと時間を見てよぉ~もうすぐお昼になるでしょ~全く時間の観念が無いんだから…もう【富良野ジンギスカン ひつじの丘】に行かないと、お昼が遅くなっちゃうでしょ!」
「えっ? さっきあんなに食べたよね?」
「だって…【ひつじの丘】に行くことを考えて、ひめちゃんは気持ちを抑えて…スイーツしか食べて無かったんだよ!」
「あ・あぁ~確かに…って、でもあんなに食べていたよね?」
「浮浪雲さん…ひめちゃんが行きたいって言っているんだから…ひめちゃんは折角来てくれたんだよ!」
「ん~分かったよ…それじゃ【ひつじの丘】へレッツゴー!…だね」
「アッ! 雲ちゃん…15:00頃になったら…どこに行くか覚えているかにゃん?」
「えっ?今からジンギスカンを食べに行くんだよね?」

「なみえ…何か雲ちゃんって本当は凄く意地悪い人かもしれない…【とみたメロンハウス】に行くのが嫌みたいだよ…ひめちゃんが絶対に行きたいって思っていたのに…ひめちゃん帰ろうかな…グスン・グスン…」
「浮浪雲さん!怒怒怒 何でそんな意地悪を言うんですか! ひめちゃんが、わざわざ来てくれたのにぃ~意地悪い事を言わないで下さい!」
「あっ…い・いや…行くのが嫌なんてことは無いよ…お・お・俺も行きたいと思っていたSpotだから…(もしかして…腹がパンクするかも?) ひめちゃん、15:00頃になったら絶対に行くから安心してね!」
「ひめちゃん 良かったね」
「なみえ~ありがとうね(^^♪」
(はぁ~(;^_^A) それじゃなみえちゃん中富良野町のSpot紹介の第2弾を、お願い出来るかな?」
「うん 分かった…それじゃ始めるね」

そのまま【富良野ジンギスカン ひつじの丘】へ向かい、ジンギスカンを堪能。そして【中富良野森林公園】で自然と触れ合い、丁度良い時間になったので、【とみたメロンハウス】で、スイーツを堪能しました。

「あっ! すみかちゃんからMailが来た」

[すみかちゃんからのMail]

中富良野のお勧めホテルの紹介です。今回は2個だけです…

【北海道・中富良野町】おすすめホテル2選

なみえも、いつまでも旅とか言って遊んでないで早く帰って来たら?
浮浪雲さんも、いつまでも 大切な妹を、引っ張り廻さないで下さい!

「どうしよう…エーンエーン…」
「な・なみえちゃんどうしたの?」
「なみえ メールに何か書いてあったの…?」

「大丈夫…今度しっかりと話をしておく…」
「ん? 誰と?」
「・・・」
「なみえ…この消した所に、なんて書いてあったの?」
「何も書いてないよ…大丈夫だよ…」
「ん~仕方無いな…雲ちゃん ひめちゃん今日も一緒に泊まっていいかな? なみえから詳しく話を聞いてみるから…」
「あっ…泊るのは構わないよ。けど…何かやる事があったんじゃないの?」
「そんな事は気にしないで…なみえの事の方が大切でしょ?」
「うん 分かったよ…なみえちゃんの事は宜しくね」


(ん~なみえちゃんが急に泣いちゃったけど…どうしたんだろう?)
(相変らず文章を消してあるけど…それにしてもいつに無くメールの文章が少ないよな…)
(しかも文章が超事務的なイメージ? これって…何かを怒っているのかな?)
(怒っているとしたら…俺が何かをしたのかな? 確かに一度もお礼の言葉すら言ってないから…それで怒っているのか?)
(でも…メールもLineも知らないしな…どうやって連絡を取ればいいのだろう?)
(だけど下手に二人きりで連絡を取ると…きっとまた なみえちゃんが機嫌を悪くするんだろうなぁ~)
(とりあえず…ひめちゃんに任せておくしかないな…ひめちゃんって意外としっかりしているから…大丈夫だよね?)


「今日の宿泊場所は【スパ&ホテルリゾート ふらのラテール】でいいよね?」

「雲ちゃん…今日は露天風呂付きのお部屋で、のんきに泊まる状況じゃ無いのって分かってる?」
「い・いや…別にその部屋にしなければいい事でしょ? ホテルを見て選んだだけだよ…」
「それなら良いのだけど…」
「・・・・・」
「なみえ あとでしっかりと話を聞いてあげるからね」
「うん…ひめちゃん ありがとう」

超重苦しい空気の中で、無言のままホテルへと向かいました…

「雲ちゃん なみえと二人で温泉に入って話をしてくるね!」
「うん ひめちゃん お願いね」

「なみえ すみかちゃんと何かあったの? 喧嘩でもしたの?」
「喧嘩なんかしてないよ…」
「でもMailの消した部分に書かれていた事…怒っているように感じたけど…?」
「だって…すみかちゃんがいつも余計な事を書いて来るから…」
「すみかちゃんも一緒に旅に参加したいんでしょ? たまには呼んであげなよ」
「昨日 ひめちゃんに言われたから なみえちゃんだって色々と考えて居たんだよ…でも急に怒っちゃったから…どうにもならないよ…」
「ん~どうすればいいのかなぁ~二人をLineで繋げたらどうかな?」
「それは駄目だよ…すみかちゃんも浮浪雲さんの事を好きみたいだから…なみえちゃんと違って真面目だし、優しいから…浮浪雲さんを取られちゃうもん」
「ハハハ…なみえは 雲ちゃんの事が好きなんだね(^^♪」


「なみえちゃんは浮浪雲さんの事は好きとかじゃ全然ないよ…一緒に旅をしないといけないから仲良くしているだけだよ」
「それならば…すみかちゃんが雲ちゃんの事を好きになっても問題無いでしょ?」
「えっ…それは絶対に駄目だよ! だって…浮浪雲さんには大好きな女の子が居るから…邪魔しない様にしてあげないといけないんだもん!」

「ん~なみえ…素直になりなよ…」
「ひめちゃんは何でそんなに…なみえちゃんの事を苛めるの?」
「えっ? 全然苛めて居ないよ? なみえが一番良くなる様に考えているんだよ!」
「だって…なみえちゃんから浮浪雲さんを取り上げようとしてるもん」
「ん~なみえが…もう少しだけ素直になれば、上手くいくんじゃないかな?」
「なみえちゃんは いつも素直だよ!」
「それじゃもう一度聞くよ? なみえは雲ちゃんの事を好きなんでしょ?」
「好きじゃないもん」
「大好きなんでしょ?」
「大嫌いだもん!」


「あらら…言っちゃったよ…雲ちゃん聞いたら自殺しちゃいそうだよねぇ~」
「本当は嘘…嫌いじゃないし…大嫌いって言ったのも嘘だよ…」
「だからぁ~大好きなんでしょ?」
「なみえちゃんが、いくら大好きって言っても…浮浪雲さんが全然気が付いてくれないの!…それに大好きな女の子が居るから振り向いてくれないの…」
「ん? 本当に大好きって伝えた?」
「はっきりは言ってないけど…でもいつも分かる様に言っているけど、軽く流されちゃうの…」
「お互いハッキリと気持ちを、伝えあえば良いんじゃないかなぁ? どうやら二人共…超天然KYカップルみたいだからねぇ~」
「えっ? 今なんて言ったの?」
「あぁ~ひめちゃんは逆上せて来ちゃったよん そろそろ出ようか?」
「ねぇ~なんて言ったのか教えてよぉ~」
「ひめちゃん倒れちゃいそうだぁ~フラフラしてる」
「えっ? ひめちゃん大丈夫?」
「ちょっと休めば大丈夫だよ…ごめんね心配かけちゃって…」
「ねぇ…さっきなんて言ったの?」
「えっ? なんだっけ? ははは…忘れちゃったにゃん」
(もぉ~肝心な所をはっきりと教えてよぉ~でも…ひめちゃん色々と聞いてくれて…ありがとうね)

ちょっと長めのNew York Timeを終えて、食事を…そして寝る前の時間に…

「なみえちゃんは落ち着いたのかな?」

「さっきは急に泣いちゃって ごめんなさい」
「そんな事は気にしないで大丈夫だけど…どうしたの?」
「何かちょっと すみかちゃんと行き違いって言うのかなぁ~話がうまく通って無かったみたいだよ」
「そうなんだ? 仲の良い二人なのにね? で、どうするの?」
「雲ちゃんは、すみかちゃんから宿泊場所を紹介して貰って、お礼を言った事あるの?」
「今度来た時にしっかりとお礼をしようと思っているんだけどねぇ~」
「それならLineを教えるから、とりあえずはLineでお礼をしたら?」
「あぁ~Lineで繋がれば、毎回送って貰ったお礼を言えるよね!」
「なみえ…雲ちゃんに教えてあげなよ」
「えっ…う・うん…」
(コッソリ)(雲ちゃんなら大丈夫だから安心しなよ! お礼言わない雲ちゃんが、常識の無い変な人に思われちゃっても良いの?)
(コッソリ)(そんなの嫌だよ…浮浪雲さんは、凄く優しくて良い人だもん)
「友達に追加したよ!」
「それじゃ早くお礼をしておいたら?」

すみかちゃん こんばんわ   
いつもホテルの紹介ありがとうね
とても助かっています     

あっ!
浮浪雲さん こんばんわ
急にLineが来たから驚いちゃいました
お元気ですか?

なんか…           
お礼をするのが遅くなってしまい
本当にゴメンなさい…     

そんなに気にしなくても大丈夫ですよ
ただ…連絡を取る方法が無かったから
嫌われちゃったのかと思って
凄く寂しかったです。

嫌いになる理由なんて無いでしょ?
また暇な時にいつでも来て下さいね
明日からは富良野市に入ります。
 

富良野かぁ~行ってみたい観光地です。
今はまだ早いけど、シーズンだとラベン
ダーがとても綺麗な場所ですよね?

時期的には…ちょっと残念だけど、
なみえちゃん・ひめちゃんと一緒で
楽しく旅をしているよ      
また今度来てね。待っているよ! 

はい ありがとうございます。なみえと
相談をして、その内にお伺いします。
それではまた…

はい またね!     

「はい ちゃんとお礼を伝えておいたよ また来てくれるって」
「うん…」
「何か富良野って訪れてみたいSpotって言っていたよ」
「なみえ それなら『明日来なよ!』って誘ってみたら?」
「そうだね すみかちゃんも なみえちゃんと相談してからって言ってたよ」


「う・うん…それじゃ明日は、すみかちゃんに代わって来て貰うね」
「ん? どゆ事? 一緒に来ればいいでしょ?」
「だって…なみえちゃんが居ない方が楽しめると思うし…」
「ん? 3人で廻った方が色々楽しいと思うよ?」
「もぉ~なみえもそんな事言わないで3人で楽しみなよ!」

「でも…ひめちゃん…」
「大丈夫・大丈夫…すみかちゃんのは風邪みたいなもんだからね! 本当はねぇ~私も少し風邪を曳きかけたんだよ」
「えっ…ひめちゃんが…?」
「えっ? ひめちゃん風邪を曳いているのに、一緒に巡ってくれていたの?」
「あっ!雲ちゃん…その風邪じゃないから安心してね(^^♪」
「ん?その風邪じゃないって…どの風邪なの?」

「(さすがKY君だ…)アハハハ…雲ちゃんは気にしないで良いの! だから なみえも安心して大丈夫だよ!」
「うん 分かった…それじゃ明日一緒に来るね」
「ひめちゃん…熱とかは出て居ないの? 病院に行く?」
「だからぁ~曳きかけただけでぇ~曳いてないし…(それにどんな名医でも直せないよ! なみえは…末期患者さんだけどね!)」
「そっか…明日は久しぶりの すみかちゃん登場だねw」
「すみかちゃんが来る事が、そんなに嬉しいの?怒」
「(ん?怒っているのか?何故?何故?何故?)いや…たまには3人で廻るのも良いかなってね…」
「今まで ひめちゃんが来てくれて居たから3人で廻っていたよ?怒」
「あ・あぁ~そうだったね…メンバーChangeで3人だから…だよ! そ・そうだ…ひめちゃんも明日一緒に巡らない? 4人で廻るもの楽しそうだし…(;^_^A」
「ごめん 雲ちゃん…ひめちゃんは明日は来れないよ…もぉ~なみえも あんまり雲ちゃんを困らせないの!」
「う・うん…わかった…」
「それじゃ明日は、なみえが帰って、すみかちゃんと一緒に来て、3人で富良野を巡るって事でいいよね?」
「うん 了解です!」
「・・・わかった」
「それじゃ今日はそろそろ寝ようか? ひめちゃん疲れちゃったよぉ~」
「そうだね それじゃ明日 ひめちゃんは、すみかちゃんと入れ替わりで帰るんだね?」
「うん そのタイミングで帰るね なみえ ひめちゃんは、またすぐに来てあげるから3人で楽しんでね(^^♪」
「うん 分かったよ」
「なみえは、雲ちゃんと寝るの? ひめちゃんと寝るの?」
「今日は…ひめちゃんと寝たいな…」


「ウシシッ…雲ちゃんフラれちゃったね キャハハハ…」
「まぁ~好きな所で眠ればいいって…」
「もしかして雲ちゃんが寂しくって眠れなかったりして キャハハハ…」
「ん~多分いつも通りに瞬間睡眠でアチラの世界に入ると思うよ ハハハッ…」


それでは…お・や・す・み・な・さ・い…

「あっ! そう言えば 雲ちゃん!」
「・・・(グゥー・グゥー・グゥー…)」
「げっ! 本当に瞬間的に眠っている…(;^_^A」
「ひめちゃん 浮浪雲さんに何か話があるんだったら起こしてあげるよ?」
「あぁ~大丈夫だよ 大した事じゃないからね」
「ねぇ ひめちゃん」
「ん? なぁに?」
「前にこうやって一緒に寝たのっていつだったっけ?」

「ん~一緒のお布団で寝たのは…小学生の頃だったよね?」
「うん…なんか懐かしいね」
「ははは そうだね そろそろ寝ようか?」
「うん おやすみなさい」
「おやすみ…」


こうして何となく長かった一日が終わるのであった…