男なんて所詮こんなもの…なみえちゃん危うし!!
「キャー浮浪雲さ~ん 死んじゃいやだぁ~」
「(バッ!) な・なんだ? ん? どうしたの なみえちゃん」
「エーン・エーン 浮浪雲さんが熊に食べられちゃったぁ~」
「えっ? く・熊に…喰われたって…? いや…食べられてないけど…」
「エーン・エーン…」
「ん? なみえちゃん 夢を見たのか? なみえちゃん! なみえちゃん!」
「(ハッ!) あぁ~浮浪雲さんだぁ~良かった~生きていたんだ~エーン・エーン…」
なみえちゃんを ギュッと抱きしめて…
「なみえちゃん 大丈夫だよ! 怖い夢を見たんだね?」
「グスン・グスン…夢で大きな熊さんが襲ってきたの…」
「そうだったんだ 怖かったね もう大丈夫だよ!」
「そしてね…浮浪雲さんが戦ってくれたけど…食べられちゃったの…」
「なみえちゃんが怖いのに、昨日『苫前町郷土資料館』に行ったから 怖い夢を見ちゃったんだね 無理やり連れてっちゃて ごめんね」
「グスン・グスン…」
「確かに『三毛別ヒグマ事件』の話をして貰って、次の日に資料館でいきなりあんな【大きな熊】を見たからかな? 本当に ごめんね」
「ううん…もう大丈夫です…でも凄く怖かったの…それと…」
「ん? それと…なに?」
「抱きしめてくれて嬉しいけど…ちょっと苦しいです」
「(ハッ!) あっ!やばっ…ごめん・ごめん…つい勢いで抱きしめちゃった…ごめんなさい これは襲った訳じゃ無いです…ほ・本当だよ!」
「ハハハッ…大丈夫です…それよりこんな早い時間に起こしちゃって ごめんなさい」
「それは別に構わないよ…でも『死んじゃいやだぁ~』とか…何となく【愛】を感じたかな? なんてね ハハハッ…」
「えっ…あ・【愛】だなんて…そう言うのじゃ無いもん 怖かったからだもん (ハッ! また何を言っちゃっているのぉ~あたしってば…)」
「そ・そうだよねぇ~目の前で誰かがクマに襲われたら、知らない人でも心配するよね (はぁ~やっぱり 【愛】…なんて訳は無いよねぇ~ただの旅の相棒だし…)」
「そ・そうだよ…急に熊の襲撃があったからだよ!ただそれだけだよ! (あたしぃ~また余計な事を言っちゃってぇ~そんな事言っちゃダメだよぉ~!)」
「そっか (ダメ押しの「ただそれだけ」って…(゚Д゚;) ご愁傷様 チーン ) ところで? 今は何時だ?・・・朝の4時か…そろそろお家に一度帰る時間かな?」
「うん お風呂に入って お着替えしてくる時間だよ」
「それじゃ俺は…二度寝しておくね…」
「ごめんね こんな早くに起こしちゃって…」
「別に大丈夫だよ…瞬眠の出来る人なので…気を付けて行って来てね」
「うん ゆっくり寝ていてね (ぽんっ) 」
「ハハハッ…久しぶりに(ぽんっ)を聞いたな…」
[浮浪雲独り言]
「つぅ~か…また【愛】じゃないって、思いっきり言われちゃったなぁ~」
「なんかよく分からないよねぇ~【愛】は無いけど、ずっと一緒に旅をして…一つの部屋・一つのベットで寝て…腕枕もして…なみえちゃんと俺ってどんな関係なんだろう?」
「そう言えば…気持ちを伝えた時や、探りで何気なく気持ちをフッてみた時…ほぼ100%フラれているよなぁ~完全に脈無しなのか? 当に二人の恋愛関係の可能性はゼロ!『お前はもう死んでいる!』って事なのか? けど死んじゃいやぁ~って…」
「そう言えば…なみえちゃんって好きな人がいるんだったよね…」
「はっ! もしかして本当は…好きな人って実は彼氏で、いつも朝に逢いに行っているのか?」
「ん? じゃぁ~なんで俺と旅を続けているの? もしかして二股交際とか?」
「・・・・・」
「いや…それは絶対に無いと信じよう…なみえちゃんは…そんな子じゃ無いよね?」
「・・・・・」
「やっぱり自分だけしか居ないから…疑問を投げても返事は帰って来ないよなぁ~」
「一人で考えていると、良くない事ばかり考えちゃうから…取り合えず寝ておくか…」
「なみえちゃんの事を信じるしかない…ん? 信じると好きな人がいるって事も…」
「それだけは信じたくないなぁ~ ん~もういい! 寝よう…」
「・・・・・?」
「あれっ? いつも瞬眠なのに…今日は眠れないぞ…」
「・・・・・(◎_◎;) どうした…目が完全に冴えていて眠れない」
「仕方ない…時間も沢山あるし、ちょっとシャワーでも浴びるかな?」
・・・入浴中・・・
(ん?それにしても…俺の独り言って扱いが凄く悪く無いか?)
(なみえちゃんの独り言は、スペースがしっかりしているのに…)
(それに…忘れていたけど、俺の顔ってまだ出来ないのかな?)
(もう少し俺の紹介をしっかりと決めて欲しいんだけどねぇ~)
(おぉ~い!この記事を書いている人ぉ~ もう少し扱いをしっかりとしてくれぇ~!)
(せめて顔と年齢だけでも決めて欲しいんだけど…早いところ宜しくお願いします)
・・・入浴終了・・・
・・・その頃 なみえちゃんは・・・
「(ぽんっ) 浮浪雲さ~ん ただいまぁ~」
「あれれ…? 浮浪雲さんが居ない…(キョロ・キョロ…)」
「ん~浴衣が落ちている…(キョロ・キョロ) 荷物はあるけど…?」
「ジュースでも買いに行ったのかな?」
「どうしよう…取り合えず座って待ってよう」
「そうだ! 今日はまず留萌市の観光だったよね? ちょっとネットで見ておこうかな?」
(ガチャッ…)
「なんだ 浮浪雲さん居たんだ おっはよぉ~って…Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)」
「あっ!なみえちゃん おはよう…えっ!」
「ハ・ハ・ハ・ダ・カ…キ・キャーーーッ!☆●△!orz■▽×▲◆!!!」
「あ・あ・あっ…なっ・なっ・なみえちゃん!!!」
「イヤァーーーッ! ヘ・ヘンターイ (ビシッ・ビシッ・ビシッ…!) 怒・怒・怒…」
「ご・ごめんなさい…」
「なんでハダカでいるんですかぁ~! 怒・怒・怒…」
「い・いや…ね・眠れなかったから、ちょ・ちょっとシャワーを浴びていたんだよ」
「そんな事はどーでも良いから早く そんなの隠して下さい!」
「ハッ! は・はい…ごめんなさい」
「なみえちゃん…服を着たよ 何か…ごめんね」
「もぉ~急に『変なモノ』見せないでください!(プン・プン…) なんでハダカだったのよ!怒」
「いや…何となく眠れなくて、時間もあったからシャワーを浴びていたんだよ」
「だからって裸で出て来る事無いでしょ~!怒」
「ちょっとゆっくり入り過ぎちゃって…って、なみえちゃんも いつもより戻って来るのが早かったんじゃない?」
「そうだけど…でもちゃんと脱衣所で、お洋服を着てくれば良かったでしょ!怒」
「ん~それは本当に…ごめんなさい」
「もういいよ…いきなり『変なモノ』見せられたから驚いちゃっただけです」
「いや…『変なモノ』って…(;^_^A」
「だけどもう二度と、いきなり見せたりしないでくださいね」
「いや…見せようと思った訳では無いのだけど…(;^_^A 今度からは気を付けます…」
「・・・・・」
「・・・・・」
「浮浪雲さん…急に無言にならないでよぉ~」
「ん~何を話せばいいのか…」
「何でもいいから話をして~なんか凄く恥ずかしくなって来たよぉ~」
「見られた俺の方が…恥ずかしいんだけど…」
「ハッ! な・なみえちゃんは…何にも見て無いよぉ 全然見えなかったもん」
「でも…『変なモノ』って…」
「ち・ちがうよぉ~『変なモノ』って『それ』じゃないもん 本当に違うんだよぉ それにすぐに目を瞑ったし、手で目を隠したもん」
「うん 分かった そう言う事にしておこうね」
「・・・・・」
「もう起きる時間になったね」
「…うん」
「それじゃ出発する準備をしようか?」
「…うん」
【浮浪雲くん露出狂事件】で超気まずいまま準備をして出発となりました。
(浮浪雲曰く…いやぁ~露出狂じゃねぇ~し!怒)
「えっと…き・今日もいい天気だねぇ~」
「う・うん…(ドキドキ…なんかまだ鼓動が激しいよぉ~)」
「今日は留萌市と増毛町を巡って、さっきのホテルまで戻ってきて一泊、そして明日の朝に旭川に向かって行く感じだよ…それでいいよね?」
「う・うん…(あぁ~まださっきの が頭から離れてくれないよぉ~恥ずかしくて浮浪雲さんを直視出来ないょ…)」
「それじゃ…最初は留萌市の紹介って出来るかな?」
「え・えっ…う・うん…頑張ってみる…」
「それじゃ宜しくね!」
「ここ黄金岬って『日本の夕陽百選』に選ばれている夕陽を見れる公園なんだね?」
「うん とっても綺麗に見える夕陽なんだって♪」
「昼間に眺めてみても凄く良い景観だよね? 今日の夕方に夕陽を見に来てみようか?」
「えっ!(嫌だ…) そうだよねぇ~でもね なみえちゃんの留萌市のお勧めは…千防台の夜景だと思うよ! 千防台の【夜景デートドライブ】って凄く良いんだって! 絶対ロマンチックだと思うもん。そんな場所で口説かれちゃったら、なみえちゃん絶対に断れないよぉ~ (浮浪雲さん…流石にこのくらいハッキリ言えば気が付いてくれるよね?)」
「夜景デートドライブかぁ~確かに良いシチュエーションだよね! それじゃ俺なんかじゃ役不足かも?だけど、今夜ちょっと夜景ドライブに行ってみようか?」
「う・うん 行く行くぅ~絶対約束だよ!(えっ!もしかしてやっと なみえちゃんの気持ちに気が付いてくれたの?)」
「ハハハッ なんか凄く乗り気なんだね (ん~好きな人を誘って来る時の為の下調べかな? そう考えると…虚しいな…( ノД`)シクシク…)」
「だってぇ~どんな夜景か気になるし、そんなところで大好きな人から告白されたら…すぐに『ハイ』って答えちゃうよぉ~ (しつこく2回言ったから…ここまで言えば絶対に分かるよね? やっと…なみえちゃんの気持ちが伝わるぅ~ワクワク・ワクワク…)」
「それじゃしっかりと増毛町も廻って、夜は千防台へレッツゴーだね! (すぐに『ハイ』って…なみえちゃんの大好きな人…羨ましいな…正直少し心が辛いな…)」
「うん 早く増毛町を巡ってこようよぉ~ (ハヤク・ハヤク…)」
「そうだね! でも少し早いけど食事にしちゃおうか?」
「えっ? う・うん…」
「元気が出る様に、ニンニクの効いた焼き肉で良いかな?」
「(えっ…元気って…そんないきなりなの?…それにニンニク食べたお口でチューは恥ずかしいよ…) ・・・今日はもうちょっと落ち着いたものが良いかな?」
「ん? そうなの? ここのお店だけど凄く美味しそうだよ!」
高麗館
<所在地>
北海道留萌市住之江町1
<お問合せ>
0164-42-8833
<営業時間>
11:00~15:00 / 17:00~21:30
<定休日>
火曜日
「えっ…美味しそうだけど…やっぱり今日は…」
「なんか元気ないけど…これからの為にも、ガッツリ元気を付けないとでしょ!」
「・・・(そんないきなりそんな事なんて出来ないよ…もしかして浮浪雲さんって…なみえちゃんの身体だけが目的なの?) 」
「ん?どうしたの?」
「やっぱり…順序って言うか…いきなりなんて『絶対に嫌』です…」
「(ん? 『いきなり』って何の事なんだ?謎) ん~焼き肉が嫌なんだね…それじゃ何を食べたいの?」
「・・・」
「(ん?なんかヤバい空気になったかな? 何故だ?) そ・それじゃ~なみえちゃんの好きな海鮮…そうお寿司にしようね?」
「・・・」
「ここのお店ならどうかな?凄く美味しそうなお寿司屋さんだよ!(急にどうしたんだ…俺ってまた何かヤバい事を言っちゃったか?)」
蛇の目寿司
<所在地>
北海道留萌市錦町3-1-13
<お問合せ>
0164-42-0848
<営業時間>
11:00~14:00 / 17:00~22:00
<定休日>
火曜日
取り合えず、何となく変な空気感のまま『蛇の目寿司』で早めの昼食に…
「うわぁ~なんか凄く美味しそうだよ なみえちゃんは何を食べるのかな?」
「もう何でもいいです」
「ん?(マジで何かを怒っているよね…) そ・それじゃ【とろ・あわび・ぼたん海老丼】で良いかな?」
「はい…」
「ん~そうだ! 夜行く千防台の夜景ドライブは楽しみだね!」
「なみえちゃん…あんまり行きたくないです…」
「えっ? だって あんなに楽しみにしていたじゃん どうしたの?」
「だって…ちょっと怖いです」
「ん? 怖いって…オバケが出るの?」
「オバケなんか出ないです」
「なんで急に気が変わったのか教えて欲しいな…」
「・・・」
「ん~まぁ話したくないんだったら話さなくても良いよ」
「だって…まだそんなに心の準備が出来て無いもん」
「へっ? 心の準備って…どういう事?」
「女の子はそう言うのが一番大切なんです!怒」
「・・・? ごめん…意味が分からないんだけど…」
「もういいです…」
「ん…取り合えず早く食べて増毛町に向かおうね」
「・・・」
こんな感じに超重い空気の中での昼食を終えて増毛町へ…
「なみえちゃん 半分くらい残しちゃっていたけど…調子が悪いのかな?」
「別に悪く無いです」
「でも なみえちゃん元気が無いし…凄く心配だよ」
「大丈夫です」
「今日はこのままホテルに帰って体を休めようか?」
「大丈夫です…それでは増毛町の紹介を始めます」
「えっ?いきなり…ん~お願いします(;’∀’)」
「増毛町はこんな町になっています」
「なみえちゃん ありがとうね 何かそんな昔の事は全然分からないんだけど、何となく懐かしさを感じられる町だね」
「そうですね」
「でも…そうそう 国稀酒造の試飲は出来ればしたかったなぁ~きっと美味しいんだろうねぇ」
「なみえちゃんはお酒弱いから飲みたくないです」
「あっ…そうだったよね 酔った時の なみえちゃんも可愛かったよ」
「もうお酒は飲みたくないです。酔って寝ちゃって襲われたら嫌だもん」
「ん? 襲うって誰に襲われるの?」
「そんなの浮浪雲さんしかいないもん」
「ほえっ? お・俺? そんな襲うなんて事はしないよ! あの時だって襲って無いでしょ?」
「でも寝ている時にチューしようとしたもん」
「あ・あれは…ごめんなさい」
「次はきっと襲われちゃうもん そんなの嫌だもん」
「そっか…俺って信用が無いんだなぁ~どうすればいいんだろう? 旅担当者を変更する?」
「そんなのは嫌だよ…なみえちゃんと浮浪雲さんは、ずっと一緒に旅をするんだもん」
「でも信用をされていないんでしょ? それじゃ危ないじゃん」
「エ・エ…エーン・エーン 信用してなくないもん 危なくないもん」
「ん?『なくないもん?』でも襲われちゃうんでしょ?」
「浮浪雲さんは絶対にそんな事しないもん…エーンエーン…」
「うん とにかく…ごめんね…もう泣かないで…」
「エーン・エーン…」
暫くそのまま時間が過ぎた…
「なみえちゃん 落ち着いたかな? そろそろホテルに帰ろうか?」
「うん…」
無言のままホテルに向かいcheck in…そのまま無言の時間が続いた…
「なみえちゃん 千防台へ夜景ドライブに行こうか?」
「えっ…(どうしよう…でも浮浪雲さんから言ってくれたんだから行かなければ…でも怖いな…)」
「ん~嫌だったら無理に行かなくても良いよ」
「行きますっ!」
「それじゃレッツゴーだね!」
・・・千防台に到着・・・
「ほぉ~なみえちゃんの言ったとおりに凄く良い場所だね」
「うん…(何か言わないと…でも…)」
「ここからだと町が一望出来るね。それに暗いけど港も見える良い景観だね」
「うん…(どうしよ~何か話さないと…)」
「はははっ 無理に話そうとしなくても良いよ なみえちゃんと一緒に、この綺麗な夜景を見ているだけでも嬉しいよ」
「(告白して欲しい…でも夜が不安…どうしよう…)」
「あっ! 流れ星だ!」
「えっ? 何処? あっ 本当だ♪」
「やっと笑顔になったね 流れ星に願いが通じた」
「なんて願ったの?」
「なみえちゃんが笑顔になりますように…ってね」
「えっ? (やっぱり浮浪雲さんって優しいな…今ならいいかも…ん…)」
「ん? 眠くなっちゃったかな?」
「(えっ?なんでそっち…) 眠くなんかないよ!」
「それじゃ目が痛かったの?」
「怒・怒・怒 (この状況なのに なんで気が付かないのよぉ~)(フンッ!)」
「(ヤバイ…目が怒っている…なんで急に…分からねぇ~)」
「(あっダメ…折角のチャンスなんだから…きっと今日なら…ん…)」
「(あれっ? また目を瞑っているけど…眠くない・目が痛い訳でもない…あとどんな理由があるんだぁ~分からん)」
「(はやく・はやく…ん!)」
「ははは…ケンジったらぁ~」
「今のは ナオがいけないんだぞぉ~」
「ほんとうに ここの夜景って綺麗だよねぇ~」
「そりゃそうだよ! 留萌の誇りの様な場所だからね」
「あっ…誰かいるみたいだよ…」
「(ハッ! ヤバイ…人が来ちゃった) 浮浪雲さん…誰か来ちゃったし、もう帰ろうよ…(全く浮浪雲さんって…なみえちゃんの気持ちを分かってくれないんだから…プンプン)」
「別に人が居ても気にしないで夜景を楽しめばいいんじゃない?」
「浮浪雲さんが早く分かってくれないからいけないんでしょ!(プンプン…)」
「ん? 俺が早く分からない?って…何のこと?」
「ん~もういいよ!(フンッ!) もう帰ろう!(プン・プン)」
「(ヤバイ…また怒っている…) そ・そうだね…明日もあるし帰ろうか?」
「明日なんてどうでもいいんだもん(プン・プン)」
「あ・あぁ~…(俺って…何を気付いてあげられなかったんだろう?謎)」
何か意味も分からずに無言のままホテルへ…
「あの…なみえちゃん…」
「・・・」
「何に怒っているのかなぁ~? 何を気付いてあげられなかったんだろう? 教えて欲しいんだけど…」
「わかんないなら もういいです」
「本当にごめんね…」
「知らない…(フンッ!)」
「・・・・・」
「なみえちゃん そろそろ寝ようか?」
「はい…怒」
「いつもと一緒でいいんだよね?」
「何がですか?怒」
「いや…同じ布団と腕枕だけど…」
「そんなの聞かなくても分かるでしょ!(フンッ!)」
「はい…」
「それじゃ…なみえちゃん おやすみなさい」
「あっ! 絶対に変な事をしないで下さいね!(フンッ!)」
「わ・分かっているよ…おやすみなさい」
「・・・おやすみ」
(今日の俺って…確かに朝いちばんは大失態だったけど…)
(他に何か悪い事したかなぁ~分からない…)
(別に悪い事を言った覚えがないし、特に何もしてないよね?)
(けど…どうやら最後は、いつも以上に大激怒だったし…)
(あと『焼き肉choice』ってそんなに悪い選択肢だったかなぁ~)
(二人とも旅を続けていて疲れてきているから…少しPowerを付けたかったんだよね)
(気になるキーワードは…『順序』と『いきなり』かな?)
(焼き肉を食べる『順序?』 焼き肉を『いきなり?』 ん~分かんねぇ~)
(もういいや…とにかく寝よう…早起きだったから今日は眠い—グーグーグーグー瞬間睡眠)
【なみえちゃんの独り言Time】
こんにちわ みんな元気にしてた? 「なみえちゃんの独り言Time」が始まります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう なみえちゃん駄目かも…だってぇ~どんな事をしても浮浪雲さんってば、全然気が付いてくれないんだよぉ~もう嫌…。
えっ?なに?(フムフム…) それは絶対にダメですぅ~すみかちゃんと変わるとか絶対にしないもん。だってあの二人での旅にしちゃったら…二人が仲良くゴールインしちゃうもん…そんなの絶対にダメですぅ~。浮浪雲さんは…なみえちゃんだけの大切な人なんです! えっ?なに?(フムフム…) なみえちゃんは浮浪雲さんとの旅が、「もうダメ」とか絶対に言ってないもん! 浮浪雲さんとの旅はずっとずっと永遠に…なみえちゃんと浮浪雲さんがするの! 絶対に誰にも譲らないもんねぇ~(フンッ・フンッ…)
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