(未修正)・『天売島』の他では見る事の出来ない「海鳥の迫力」を体感しよう!

スポット



◆入館無料の展示施設『海の宇宙館』を使い、天売島をより楽しもう

滞在出来る日数が少ないとか、天候不順で見て回る事が出来ない、そんな場合にはここへ訪れてみて下さい。ここでは天売島を巡らずにも、天売島の全てを充分楽しめる!と言えるのでは無いかと思えるほどの『海の宇宙館』になっています。展示されている写真は、「自然写真家・寺沢孝毅氏」。この施設のオーナーによる作品で、天売島の自然を全て理解しているとも言える程の写真家です。「とびっきり野鳥講座」等も主宰していますので、ここで情報を集めると、より天売島や野鳥に関しての理解を深目る事が出来ます。
因みにここには、ブロックと木造の構造を活かした、波動スピーカー&50インチの高画質液晶テレビ映像をコラボレートした展示が導入されていますので、一見の価値ありの展示になっています。但し折角訪れたのならば、自分の足と目で島を巡ってみて下さいね


◆ゴメ岬&天売島灯台

ゴメ岬の名前の『ゴメ』とは、カモメやウミネコを総称して『ゴメ』と呼ばれています。そんなゴメが集まる岬と言う事から名付けられた岬名との事です。このゴメ岬は「天売フェリーターミナル」から北へ350mほど向かった先にあります。そしてスポットとして巡るには少し経路が違いますが、この岬の道標となるのが「天売島灯台」になります。この灯台は北海道ではおなじみとも言える赤白ラインの灯台です。港からも見える位置にありますが入り口は、道道548号線を進んで行くと、高台から草原を進んで行った先に灯台があります。

・天売島灯台
 所在地 :苫前郡羽幌町天売
 灯質  :単閃白光 毎10秒に1閃光
 光度  :実効光度150,000カンデラ
 光達距離:20.5海里


◆観音崎園地&観音岬展望台

海鳥の多い天売島の中でもウミネコの繁殖地としては島内随一とも言える岬です。場所は天売島西海岸の東端の断崖の始まりで、夕暮れ時になると無数とも言えるウミネコが名前の通り猫の様な「ミャーミャー」と言った鳴き声で上空を旋回します。百数十メートルの断崖絶壁を一望出来る景観は圧巻です。

観音崎展望台
 所在地 :北海道苫前郡羽幌町天売
 連絡先 :01646-8-7007
      羽幌町役場産業課観光振興係
 営業時間:常時開放・定休日無し
 駐車場 :あり
 入場料 :無料


◆赤岩園地・赤岩展望台赤岩灯台

天売島の南西部に位置していて、近隣に千鳥ヶ裏園地があります。ここにある「赤岩展望台」は、海に突き出した展望台として知られています。標高130mに構える赤岩灯台とその麓には無数の穴が開いていますが、これはウトウの巣になります。天売島は世界最大とも言われる 善知鳥(うとう)の繁殖地になっている島です。この天売島、およそ30万以上のつがいのウトウ(約60万羽以上)が生息していると言われています。 5月下旬頃にひなが孵化して7月上旬のヒナの巣立つまでの毎日、あたりが明るくなる前に巣を親鳥たちが巣を離れていきます。そして 夕暮れ時から日没にかけての時間帯になると、空一杯に広がるヒナに餌を与える為に小魚を咥え巣に戻って来るウトウの姿は壮観そのものです。またその咥えてきた小魚に狙いを定めたウミネコが小魚を奪取しに訪れてくる姿も見え、ヒナに与える為の餌を奪われぬように戦う、ウトウとウミネコとの壮絶とも言えるBattleを見る事も出来ます。このような姿が、5月下旬~7月上旬の夕暮れ時~日没頃に赤磐展望台へ訪れると、かなりの高確率(推定約80%)で見る事が出来ます。この赤岩展望台はウトウの帰巣を見る事の出来るBestSpotになっていますので、このウトウの帰巣をBestな状況で観たいと思うならば、旅行で訪れた際に、天売島へのフェリー到着後若しくは宿泊施設へのcheck inの時に、ツアー参加の申し込みむのが一番の方法だと思います。

・赤岩展望台
 所在地 :北海道苫前郡羽幌町天売
 連絡先 :01646-2-6666
      羽幌町観光協会
 入場料 :無料
 駐車場 :5台分あり(無料)


◆千鳥ヶ裏園地&海鳥観察舎

天売島の南西部に位置する展望地で近隣には赤岩展望台があります。ここの海側の断崖絶壁にはオロロン鳥やケイマフリなどの野鳥が、天売島の最も高い場所で容易に近づく事が出来ない環境と言う事から、営巣地を築く場所になっています。この千鳥ヶ裏園地には「海鳥観察舎」が建てられていて、標高約150mの崖の上からの眺望は、野鳥観察と同時に景観も十分に楽しめる場所となっています。また無料で利用する事の出来る双眼鏡などもあり、海鳥繁殖地における最高の観察Spotとなっている「海鳥観察舎」です。

・海鳥観察舎(千鳥ヶ裏園地内)
所在地 :北海道苫前郡羽幌町天売
連絡先 :01648-3-5401
     天売島観光案内所(天売フェリーターミナル内)
利用料金:無料
駐車場 :なし


◆ガイドツアー

【海鳥繁殖地ガイドツアー】

海の宇宙館を出発点・到着点として、海鳥の繁殖地となっている断崖エリアのガイドツアーです。このガイドツアーで巡るポイントは『赤岩展望台』『海鳥観察舎』『観音岬』と、季節に合わせた海鳥観察のポイントを所要時間1時間半で案内して貰えます。ガイド料も大人2,200円(税込)、小児半額で、天売島の海鳥Spotを網羅できるとも言えますので、知らない土地を迷いながら巡るよりも効率的に観察が出来て、そしてしっかりと説明も聞く事が出来ますのでお勧めです。

【天売島バードウォッチングガイド】

こちらは内陸部に植林して作られた林の中にある歩道(フットパス)を歩きながら、野鳥や植物などを観察できるガイドツアーです。また赤岩展望台のケイマフリと言った海鳥観察も組み込まれています。気象条件などを鑑み最良のプログラムで約2時間かけて廻る事が出来ます。ガイド料は大人4,950円(税込)・小児半額となっています

【ウトウ帰巣ナイトガイド】

こちらはウトウの繁殖シーズン(概ね5~7月中旬頃)期間限定となるガイドになります。「天売島ならでは…」とも言える日没後のウトウの帰巣は、見ている者を圧倒する数のウトウを見る事が出来ますが、その羽音の物凄さには圧倒されてしまいます。午後7時(4~5は早まります)に宿を出発して、赤岩展望台で午後8時までウトウの帰巣を観察し宿へと戻ります。ウトウミニブック付きでガイド料は大人1,800円(税込)・小児半額となっています。

・ガイドツアー
企画・主催:(有-ネイチャーライブ)
予約番号:090-1520-1489(イコーニトウ・イーヨヤク)
問合せ先:090-4876-9001(海の宇宙館)
     01648-3-9001(ネイチャーライブ)


◆天売島の『海鳥』と、それを包み込む『景観』を楽しもう!

天売島の基本は『海鳥』とも言えますが、そんな海鳥を見る事の出来るスポットは、他では見る事の出来ない深みのある景観になっています。天売島へ訪れて、思い思いのコースを散策するのも、ガイドコースを利用して、天売島の見るべきSpotをしっかり見るのも、どちらも楽しめると思います。一度天売島に訪れて他では出来ない体験を是非してみて下さい。



コメント

タイトルとURLをコピーしました