海鳥達の聖地『天売島』は…島全体で自然を体感出来ます
…ピッピッピッピッピッ…(ポチッ!)
「はぁ~あ…ん?6:30って… やべぇ~二度寝していた(゚Д゚;)」
「あれっ? なみえちゃんはまだ帰って来てないのかな?」
「またお母さんとトラぶるかな? 確かにもう半月も一緒に旅をしているからなぁ~」
「浮浪雲さ~ん おっはよぉ~」
「あっ おはよう 遅かったけど お母さんと揉めちゃったの?」
「えっ?違うよぉ~今日はママに報告してきたんだよ」
「報告って…何を報告してきたの?」
「んとね 毎日 浮浪雲さんと喧嘩ばかりしているって…すぐに なみえちゃんの事を怒るんだよって言って来た」
「えっ?毎日喧嘩…すぐに怒るって…いや 喧嘩はしちゃっているけど…って言うか、俺が悪くて怒らせちゃっているけど、なみえちゃんの事を怒った事なんてないよ 案内をしてくれて感謝しているから…」
「そしたらね 今度ママが浮浪雲さんに会いに来て文句を言ってくれるって…」
「えっ!お母さんが来るの…ん~まぁ文句を言われても仕方ないのかな? 大切な娘さんを拉致している様な感じだからね…」
「浮浪雲さん 冗談だよ(キャハハッ) 本当はね『うまくいくといいね!』って応援してくれているよ♪」
「えっ?冗談だったのマジで焦った(゚Д゚;) ん?だけど…「うまくいく」って…何が上手くいくといいの?」
「あっ! えっとねぇ~ん~そうそう! 日本縦断旅行が最後までうまくいくといいねって事だよ!」
「あぁ~この旅の事か! 最後まで二人で辿り着きたいけど、何年かかるか分からないよなぁ~ なみえちゃんは長い旅でも大丈夫なの?」
「なみえちゃんは 浮浪雲さんと一緒なら、ず~っと旅をしていてもいいよ!」
「でもさぁ~ずっと俺と一緒に旅をしていたら…彼氏さんを作ったりする暇が無いんじゃない? 結婚も出来なくなっちゃうかもよ?」
「えっ? ん~その時は…浮浪雲さんに責任をとって結婚して貰うからいいよ!キャハハハッ…」
「そっか責任を取ってかぁ~(って事は…いつまでも旅を続けていれば…なみえちゃんをGet出来るって事かな?)」
「浮浪雲さんは責任を取って結婚するのは嫌なの?」
「えっ?(えっと…どうなんだろうか? いつも素直な気持ちを伝えると…無言状態からの喧嘩に発展するからなぁ~ちょっと様子を見てみようかな?) 」
「あぁ~やっぱり なみえちゃんの事は遊びだったんだ! だから答えられないんでしょ~(プンプン)」
「そう言えばさぁ~なみえちゃんは彼氏さんが居ないって言っていたけど、気になっている人とか、好きな人はいるんじゃないの?」
「えっ…な・なんで急にそんな事を聞くの?(話を逸らしたの?)」
「やっぱり居るんでしょ?」
「それは…大好きな人はいるよ!でも全然振り向いてくれなくて、いつも なみえちゃんの気持ちがスルーされちゃってるもん(浮浪雲さんの事だょ…)」
「えっ!そんな酷い男が居るんだ? もっとはっきり気持ちを伝えたら、なみえちゃんは可愛いからきっと上手くいくんじゃないかな?(はぁ~やっぱり好きな人がいたんだ…しかも『大好きな人』とか言われた…完全敗北だ…)」
「言えないよ…もし振られちゃったら辛いもん (浮浪雲さんの事だょ…気が付いて…)」
「なみえちゃんの気持ちをスルーする男って信じられない奴だね! そいつって大馬鹿なんじゃないの?」
「えっ! (やっぱり…気が付いてないの…?)
「なみえちゃんだったら、凄く可愛いんだから、そんなバカ男を諦めて 別の人を狙った方が良いと思うよ! なみえちゃんだったら、誰でも振ったりしないよ! (俺なら即OKするのに…)」
「えっ? (本当は気が付いているのに…なみえちゃんに興味ないから知らないふりをしているの?)」
「ん~でも好きと思っているんじゃ、すぐには気持ちを入れ替えられないよね…なんかわかるなぁ~」
「えっ?浮浪雲さんも好きな子がいるの? (えっ もしかして…なみえちゃん…気持ちを伝える前に失恋しちゃうかも…?)」
「凄く好きな子がいるんだけどねぇ~ただ残念ながらその子には、好きな人がいるらしいんだよね (好きな人がいるって言われたから…なみえちゃんを好きって…今は言えないよなぁ~)」
「えっ?そうなの?(それなら…まだチャンスはあるかも?) そう言うのって辛いよね…(なみえちゃんは絶対に諦めないもん…)」
「いっそうの事、ダメ元で打ち明けてみようかな? その子もまだ上手くいってないみたいだから、もしかしたらチャンスがあるかもしれないよね? (まぁ告って駄目なら諦められるかもしれないしね…でもフラれた子との旅って…マジで地獄かもしれないなぁ…)」
「えっ…告白するの? (やめて欲しいな…もしうまくいっちゃったら嫌だもん…だけど…浮浪雲さんの悲しむ顔は見たくないょ…) それじゃ…結果次第では寂しいけど、この旅も終わりになっちゃうね…」
「えっ?そうなんだ…(確かに「フラれた男」と、「フッた女の子」が一緒に旅とか…変なStoryの展開だよね…そうか!フラれたのと同時に、この旅も終わっちゃうのか…? それは避けたいな…) やっぱり告るのはやめておくかな…駄目だった時のショックが大きすぎると思う!」
「(えっ! そんなに強く思っている子なの? なみえちゃんには勝ち目が無いの?) そんなに好きな子なんだね?」
「なみえちゃん そんな訳だから…このまま一緒に旅を楽しんでくれるかな? (せめて…なみえちゃんと、この旅が終わるまで一緒に居たい!)」
「今は二人で旅を楽しもうね♪ (今はその子の代わりでも我慢するよ…でも絶対に なみえちゃんの事を一番好きにさせてみるよ!)」
「それじゃ準備をして天売島へ向けて出発しようね!」
「うん…(でも代用品みたいなのは ちょっと複雑な気分だょ…一番になりたいな…)」
・・・お互いに素直な気持ちを伝える事が出来ずに、すれ違っている二人は、少し重い気分のまま天売島へ向けて出発しました…
「今日も良い天気で気持ち良い青空だね!」
「うん 心の中もこんな風に青空になればいいのにね…」
「ごめんね 朝から あんな気分重くなる話をしちゃって…」
「・・・だいじょうぶだよ…」
「ハハハっ(;^_^A・・・あまり大丈夫そうじゃ無いけど…俺は なみえちゃんとの旅が楽しいから勝手に気分良くなっていて…ごめんね」
「ううん…なみえちゃんも浮浪雲さんとの旅が楽しくて仕方ないよ」
「それじゃ~思いっきり楽しもうね」
「うん♪」
「天売島へは約15分の航行時間だから、ん~天売島の紹介は到着してからして貰えるかな?」
「はい それじゃ天売島に着いてから頑張るね!」
・・・ほどなく天売島へ到着・・・
「本当にあっという間に到着したね」
「そうだね あまり長い時間の船移動になると、辛いから助かるぅ~」
「船酔いとかしたら動きが取れなくなっちゃうよ」
「浮浪雲さんは天売島で見たい場所ってあるの?」
「ん~実は全く知識が無いんだよねぇ~あっ!まずは宿泊場所のキープをしておこうか?」
「そうだよね また良い場所が見つかるといいなぁ~」
「ん~『島の宿 大一』って所で良いかな? 港を見下ろせる丘に建っているらしいから、窓から見える景色は良い感じだと思うけど…?」
「ん~そこで良いよ」
「りょ~かい 予約しておくね!」
・・・・・(予約中)・・・・・
「よし 予約完了! それじゃいきなりだけど、天売島に関して紹介してくれるかな?」
「はぁ~ぃ(^^♪」
「天売島の説明だけじゃなく、様々な海鳥が周年生息している『天売島』なので、折角だから海鳥の説明もいくつかしちゃいました。」
「なみえちゃん ありがとうね。 『島』と『鳥』って文字が似ているだけじゃなく深い繋がりを感じるね」
「ん~それは全然関係無いと思うけど…」
「えっ?そうなの? ん~まぁ何れにしても、焼尻島もだけど…天売島の様な島は、『島』って事だけでも一つのスポットと言えるよね?」
「ハハハッ…話題を変えたね♪ でもそうだよねぇ~フェリーで近づいてくるだけで、何となくワクワク・ドキドキって感じがしちゃうよね」
「いや…バレたか(゚Д゚;) そして天売島も周回12kmと意外と小さい島なんだね? 勝手なイメージ的には天売島の方が、もっと大きいと思っていたよ」
「・・・地図を見て無かったんですかぁ~ なみえちゃんは、浮浪雲さんの為に一生懸命調べて紹介しているのにぃ~」
「ごめん・ごめん…でもさ なみえちゃんの紹介を凄く楽しみにしているからだよ!なみえちゃんの紹介があれば他の情報は何もいらないよ!」
「えっ! なみえちゃんの紹介って役に立っているの?」
「とっても役に立っているし、色々と知る事が出来て感謝しているよ!」
「それじゃもっともっと頑張って紹介しないと駄目だね!」
「なみえちゃん よろしくね」
「はぁ~ぃ 頑張ります」
「ちょっと早いけど、とりあえず昼食にしちゃおうか?」
「はぁ~ぃ ご飯♪・ご飯♪…ん?ところで今日のお昼ご飯は何を食べるの?」
「一応候補としては…この二つかな?」
めし処 海友丸
<所在地>
〒078-3955
北海道苫前郡羽幌町大字天売字弁天54
<連絡先>
01648-3-5611
※うに丼・海鮮メニュー・定食など…
パブハウスB・PORT
<所在地>
〒078-3954
北海道苫前郡羽幌町大字天売前浜80
<連絡先>
01648-3-5835
※海鮮生パスタ・日替わりランチなど…
「う~ん…どっちが良いのかなぁ~」
「ネットで見ると、どちらも満足出来そうな感じのお店だよ」
「ん~悩むなぁ~でも今日は浮浪雲さんに決めて欲しいなぁ~」
「そっかぁ~それじゃたまにはパスタ食べようか?」
「はぁ~ぃ…それじゃレッツゴーだね♪」
・・・ 食事中 ・・・
「アハハハッ やっぱり『うに丼』を食べちゃった キャハハハハッ~(^^♪」
「まぁ何でも食べたいと思うモノを食べるのが一番だよ」
「だってぇ~隣にいたお客様が食べていた『うに丼』が凄かったんだもん」
「お店に入ってスグから 凄く気にしていたよね」
「あれを見たら我慢出来なくなっちゃた アハハハッ」
「本当に海鮮が大好きなんだね」
「だってぇ~美味しいんだもん♪」
「それじゃ お腹も一杯になったし天売島を巡ってみようね!」
「はぁ~ぃ 美味しい物一杯食べたから元気に紹介しまぁ~す」
「はい よろしくね!」
「はい こんな感じに天売島は『海鳥が主流の島』だけど、同時に素晴らしい景観も楽しめますよ。また内陸部に目を向けると、野鳥なども見る事が出来るので、全体が自然で溢れている島なんだよ!」
「ほぉ~出来ればガイドツアーも全部楽しんでみたいって感じるね」
「なんか凄く楽しそうだよねぇ」
「でも…なみえちゃんはフットパスはNGなんでしょ?」
「えっ?フットパスですかぁ~だって歩くと疲れちゃうんだもん」
「今日は意地悪を言わないから大丈夫だよ」
「ふぅ~良かった アハハハッ…」
「今回はガイドツアーを使わずに少し巡ろうね」
「はぁ~ぃ♪」
・・・ いくつかのスポットを巡り景観を存分に楽しんで宿泊場所に向かいました ・・・
島の宿 大一
<所在地>
〒078-3955
北海道苫前郡羽幌町天売字弁天39
<TEL>
01648-3-5111
「わぁ~浮浪雲さん みてみて! 凄く眺めが良いよぉ~」
「本当に眺望が良いねぇ~凄くのんびりした気分になれるね!」
「建物に入った時の内装は、なんか高原のロッジを思わせる感じだったね」
「何となくシックで洋風の感じで良かったね だけど部屋に入ると 純和風な感じになっていて落ち着く部屋だね」
「でも…ん~何でもないよ」
「どうしたの?」
「ううん…大丈夫だよ」
「あっ!そうだ…今日悪いんだけど1時間位一人にしてくれないかな?」
「えっ…どうしてなの? なみえちゃんと一緒に居るのが嫌になったの?」
「いやいや…ちょっとネットで調べたい事があってさ…1~2時間だけ時間を欲しいんだよね。ご飯の後にお家に帰って…たまにはお母さんとゆっくり話してきなよ」
「浮浪雲さん…(シクシク…) 何でなみえちゃんを邪魔者扱いするの?」
「邪魔なんかじゃないよ!ずっと一緒に居たいけど…お家で『お風呂』に入ってくるもの良いんじゃないかと思ってね?」
「・・・(ハッ!) あっ…う・うん…ありがとう…あとでちょっとお家に行ってくるね♪」
・・・ 少々事情があり食事後 なみえちゃんは一度家に帰りました ・・・
「浮浪雲さぁ~ん ただいま お家でお風呂に入ってお洋服も取り換えて来たよぉ~ママとお話もしてきたよ♪」
「たまにはお母さんたちと話してくるのも良いでしょ? ん?着替えて来たって…また明日の朝に着替えて来るんでしょ?」
「あったりぃ~でも今日着て来たお洋服は前に一度着たお洋服だよ」
「あぁ~覚えているよ 逢って2日めの稚内探索の時に着ていた洋服でしょ?」
「えっ?覚えていてくれたの? 浮浪雲さんってこーゆー系の服の方が好きかなって思ってね!」
「ん?『こーゆー系の服』って…どういう意味?」
「キャハハハッ~浮浪雲さんエッチな目になっているぅ~」
「い・い・いや…そ・そんな事は無いよ! マジマジ…でも、あの日は【職質】をされないか超不安だったけどね…」
「キャハハッ…でも覚えていてくれて凄く嬉しいよぉ~ありがとう(^^♪」
「まぁいつも可愛い洋服を着てくるから、毎日が楽しみなんだよ」
「えっ~それじゃ毎日ファッションショー頑張らないとだね」
「いやいや…そんなに無理をしないでいいよ」
「でも浮浪雲さんには可愛い なみえちゃんを見て欲しいもん」
「えっ? 俺に見て欲しいからなの?」
「あっ! そう言えばね…すみかちゃんが『浮浪雲さんに宜しくネ♪』って言っていたよ…」
「(ん? 話を逸らされたのか?) すみかちゃんも元気だったかな?」
「浮浪雲さんは…また すみかちゃんと会いたいの?」
「ん? そんな事は無いよ って いきなりどうしたの?」
「すみかちゃんと お話をしたら『また浮浪雲さんと逢いたいなぁ~』って言っていたから…」
「1日一緒に廻って寿司屋カニも食べたから、お愛想で言っているだけでしょ?」
「でも…『会いたい』じゃなくて『逢いたい』だったよ!」
「いや…その文字の違いは見れば分かるけど…会話の中では不明なのでは…? それなら今度は3人で何処かを一日くらい巡ってもいいんじゃない?」
「3人でって…すみかちゃんが一緒の方が良いの?」
「俺は なみえちゃんと2人で廻っているのが楽しいよ!」
「えっ! 浮浪雲さんは なみえちゃんと2人っきりの方が楽しいの?」
「はははっ なみえちゃんとの旅は最高で大満足しているよ だから心配しないで…」
「うん そう言えば…お風呂の事はありがとうね」
「ん? あぁ~その事は 気にしないでいいよ」
「それで明日は10:25出航のフェリーで、羽幌到着が12:10なんだよね…明日は羽幌に着いたらホテルをキープして、一日のんびりしようか?」
「浮浪雲さん 身体が疲れているの? どこか調子悪いの?」
「いや そうじゃ無くて、何となく時間的に中途半端だから、一日開けても良いかなってね! なみえちゃんと一緒ならば、旅をしていても のんびりしていても どっちも楽しいからね」
「うん そうだね たまにはのんびりしようね」
「それじゃ 今日はそろそろ寝ようか?」
「はぁ~い おやすみなさい♪」
「なみえちゃん おやすみ」
と言った感じで無事に天売島の夜は更けていきました…
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません