8時間コース (16.5km/7時間) 【難易度3~5】

2月 15, 2022


【別名:愛とロマンの8時間コース】と呼ばれている8時間コースです。どうしてそう呼ばれる様になったのかは、「最初は顔も名前も知らない旅人同士が共に歩いている内に友情が芽生え愛が生まれロマンに発展する」と言う事から名付けられたと、ウィキベディアに書いてありました♪
またこのコースを開拓したのは「桃岩荘ユースホステル」との事です。ただ8時間コースと言っても実際には10時間位かかってしまうと言われています。その為に礼文島に2泊以上の予定が必要と言えるコースになっています。ただ開拓当初の出発点はスコトン岬(岬めぐりコースがプラスされたコースでした)からでしたが、現在は浜中バス停(浜中バスターミナル)が始点になっています。途中のコース自体も様々な要因で多少変わってしまいました。

この「8時間コース」ですが、出来る限り安全に巡る方法を選択した方が良いと思います。安全にトレッキングを楽しむ為の方法としては、前日から「桃岩荘ユースホステル」宿泊をして夜に行われる説明会に参加する方法と、「礼文ガイドサービス」を利用する方法が良いと思います。

まずは興味津々な情報満載の「桃岩荘ユースホステル」について、少しお話します。この「桃岩荘」での前日の説明会と言うのが、とても凄い説明会で、この説明会の時点で早くも『友情』が生まれてしまいます。

そして前夜の説明会。一応説明会と言われているけど、歌って・踊ってと言った感じで、もしかすると前夜から疲れ果ててしまいそうな「説明会?」と言われるモノが執り行われます。どうやら「日本三バカユース」に数え上げられるとも言われている「桃岩荘」のイベントの一つになっています。そしてこの「桃岩荘」は、フェリーで帰る時には見送ってくれると言った、とっても人情味溢れた温かい宿です。もし『愛とロマンの8時間コース』にチャレンジをするのならば、強烈な思い出作りにも一役買ってくれますので、選択肢に入れてみては如何でしょうか。

対して「礼文ガイドサービス」の方は、詳細の内容はサイトを見たり、直接お電話をして聞いて頂いた方が、正確な情報を得る事が出来ると思います。どうしても『桃岩荘』の空気に入り込めないかな?と判断をした場合には、「礼文ガイドサービス」を利用するのも、一つの方法だと思います。

桃岩荘ユースホステル

<所在地>
〒097-1201
北海道礼文郡礼文町香深元地

<TEL/FAX>
0163-86-1421
<アクセス>
香深港から徒歩60分(約4km)
※送迎車もあります

<施設>

木造・宿泊68名・P50台
※お酒は飲めません

礼文ガイドサービス
(礼文島お花ガイド)
<所在地>

〒097-1201
北海道礼文郡礼文町香深村ワウシ
<お問合せ>

080-5548-6464
<タクシー>
0163-86-1320

愛とロマンの8時間コース

さて、この「8時間コース」が礼文島トレッキングコース最大の難関とも言えます。因みに「愛とロマンの8時間コース」と呼ばれたのは過去のお話で、出発点や様々な理由でコースが多少変わった事で、現在では普通に「8時間コース」と呼ばれています。ただ名前は変わっても長時間一緒に苦難を乗り越えたりする事で、友情や熱い絆も結ばれていくと思います。

それでは現在の「8時間コース」では、「岬めぐりコース」の終点となっている「浜中バス停(浜中バスステーション)」が始点となってトレッキングがスタートします。ここへのアクセスは香深港から宗谷バスに乗って60分ほどで到着します。

【8時間コースに挑むための注意事項】

※この8時間コースはハイキングコースではありません。
 服装(トレッキングシューズ・帽子止め・着替えなど)
 雨具(傘は不可です。)
※途中売店などはありません。
 昼食・水分などと、軽いおやつ(カロリーメート)など

簡単なコース全体の流れとしては、「浜中バス停」を始点にして始まり、ただひたすらと宇遠内を目指して、歩く・歩く・歩く…とまるでEndlessなのでは無いかと思うほど歩きます。そして宇遠内から最後の力を振り絞って歩くと終点の香深井に到着です。

前半は丘陵地の様な場所を進みます。浜中から100mほどの距離にある西上泊分岐までは舗装道になっていますが、そこから遥か先の香深井除雪センターまでは、未舗装の歩道を延々と進んで行く形です。全長約16.5kmと言うとても長い距離の中には、かなり労力の必要な場所があります。

例えば高低差の大きい場所・海食崖直下の海岸線などと、冒険心を擽られる「苦難続き」とも言える様なコースになっています。コースが変わる前は、もっと危険と隣り合わせの場所もコースに存在したそうですよ。

そんな長い8時間コースですが、様々なポイントには方向指示の立て札がありますので、ある意味安心なコースですよ。

8時間コースまとめ

とにかく歩いて・歩いて・歩き進みましょう! 仲間と力を合わせて苦難を乗り越えると言った感じに、自分の心に負けずに乗り切るコースになっています。