まずは、なみえちゃんの「ちょいネタ」から始めさせてもらいますね♬
「岬めぐり」と言えば年齢層の高い方々は、山本コウタローさんの曲を思い出す人もいるかと思います。
~あなたがいつか 話してくれた
岬を僕は 訪ねて来た
二人で行くと 約束したが
今ではそれも かなわないこと~
出だし部分はこんな歌だったと思います。
この「岬めぐり」と言う曲と、ここの「岬めぐりコース」の岬めぐりは別物です。そして「岬めぐり」と言う曲で唄われている岬は…「あぁ~襟裳岬ね!」等と感じてしまいますが、実は『三浦半島』の事を歌った曲との事です。
礼文島の最北端となっているスコトン岬(須古頓岬)を始点として、ゴロタ岬、西上泊(澄海岬)を抜けて、終点浜中バス停へと岬を巡って歩くコースです。このコースの距離は約12.4kmで4~5時間かかるコースと言う事で、最長の8時間コースに次ぐ2番目の長さとなります。少し距離もあり辛い感じもありますが、この「岬めぐりコース」は特におすすめとも言えるコースになっています。スコトン岬・ゴロタ岬・澄海岬と、名前の通り岬から岬を巡るコースになっていますが、この各スポットでは【インスタ映え間違いなし】の写真をゲットする事が出来ますよ。
[始点:スコトン岬(第1フォトジェニックスポット)]
因みにコースの出発点のスコトン岬の事を、アイヌ語では「大きな谷」を意味する「シコトン」と、「入江」を意味する「トマリ」で、「大きな谷にある入江」と言う意味を持っています。
元々は最北端を名乗っていたスコトン岬です。ただ正確な測量が行われて出てきた結果で、実は「宗谷岬」が最北端と判明しました。そんな事から現在では「最北限」と名乗っているスコトン岬です。岬の下には『民宿・スコトン岬』があり、ここは「アザラシの見える宿」として有名な宿泊施設になっています。数日掛けて礼文島のトレッキングコースを楽しと考えているのであれば、この「アザラシの見える宿」に一泊してから「岬めぐりコース」を開始する事をお勧めします。
それではまず、このスコトン岬への行き方から説明します。スコトン岬へは、香深港から宗谷バスに乗って約60分ほど揺られていると、終点スコトン停留所に到着します。このバス停から700~800mほど歩いた先にスコトン岬へ辿り着く事が出来ます。スコトン岬の景観はとても綺麗で、北側を眺めると、すぐ傍にある海驢島(トド島)を見る事が出来ます。ここが第一のフォトジェニックスポットになります。
[トド島展望台]
スコトン岬の景観を堪能し終わったら、いよいよ「岬めぐりコース」のチャレンジが始まります。スコトン岬を後に歩き始めると、来るときに降りたスコトン停留所がありますので、バス停はそのまま通り過ぎます。そこから約250mほど進んだ位置にある交差点を右斜め前方に進みます。道をのんびりと350mほど歩いていくと、左に曲がる道が出てきますので左折します。ここからは自然の中に体を溶け込ませながら進んで行く感覚だと思います。そして1.2kmほど先に進んだ先には「トド島展望台」があります。この展望台からは「トド島」のみならず360度の最北減の景観を楽しむ事が出来ます。ここが第二のフォトジェニックスポットです。
[ゴロタ岬展望台]
心晴れる景色に満足をして歩を進めていくと、500mほど進んだ先にある、T字の交差点を右折してください。そしてまた70m細進んだ先の右に鋭角に曲がるカーブになっている場所を、道から外れて直進します。ここからはほぼ直進・直進して進んで行くと800mほど行った先に「ゴロタ岬展望台」がありますので、頑張って進んでみて下さい。そしてここが第三のフォトジェニックスポットです。
ここ「ゴロタ岬展望台」では、パノラマに広がる絶景を見渡す事が出来ます。標高約180mのゴロタ山から見える景観は、今回の「岬めぐりコース」の出発点ともなったスコトン岬とトド島、礼文島北東部に突き出した金田ノ岬、鮑古丹、鉄府浜・ゴロタ浜等々と、殆ど高い木が存在していない事から360度ビューを楽しむ事が出来ます。
[澄海岬]
ゴロタ岬展望台を出て進んで行きますが、ここから約3.5kmの間にはトイレなどがありませんので、「ゴロタ岬展望台」で準備をしてから向かってくださいね。最初は内陸、途中からは海岸線を自然を謳歌しながら一本道を歩き、突きあたった付近にトイレがあります。この先の澄海岬へ向かう道は、まさに「道無き道」と思える歩道になっています。地図上では表記されていないので不安ですが、次の到達地「澄海岬」は是非とも辿り着いて欲しい「岬絶景スポット」で、第四のフォトジェニックスポットです。ここは「北のカナリヤ」のロケ地としても選ばれました。
まさに「澄海岬」と言える景観の『澄んだコバルトブルーの海』が広がっています。そんな海と断崖絶壁のコラボレーションを見せてくれるスポットなので、見なければ【絶対に損!】と言い切れる岬です。
また岬にある売店を訪れると、トド肉を食べる事が出来ますので、思い出と土産話の一つとしてみて下さい。
[レブンアツモリソウ群生地]
ここからは、道なりに約3.5km進んで行くと終点の「浜中停留所」に到着します。途中2.5kmほど進んだ場所には、「レブンアツモリソウ群生地遊歩道(開放時期5月後半~6月初旬)」があります。(礼文花情報館)
[岬めぐりコース・まとめ]
最終地点は「浜中バス停」になります。ただboxには「浜中バスステーション」と書かれています。「浜中バス停が無いぃ~」と困る人がいない様に書いておきますね。
因みにこの「岬めぐりコース」は、コースが出来た当初は「4時間コース」と言う名前だったそうです。ただ「4時間では回れない」等と言った意見を基に変更されたみたいです。コース的には様々なスポットがあって魅力満載な反面、かなり気合を入れないと駄目かなとも思えますが、それでこそ達成した時の感動は大きいと思います。是非「岬めぐりコース」を制覇してみて下さいね。
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