火山から生まれた「屈斜路湖」の湖畔では、砂湯や露天風呂を楽しめるよ♪

2021年10月18日


北海道川上郡弟子屈町
屈斜路湖


弟子屈町にある自然湖で、カルデラ湖としても、全面結氷する淡水湖としても日本最大の面積を持っています。この【屈斜路湖】は1934年に全域が『阿寒国立公園』に指定されています。

所在地北海道川上郡弟子屈町
面積79.54㎢
周囲長57km
最大水深117.0m
平均水深28.4m
水面の標高121m
成因カルデラ湖
淡水・汽水淡水
湖沼型栄養湖
透明度6.0m

<<屈斜路湖の名前の由来>>


由来の元となったのはアイヌ語で「クッチャラ(喉口)」となっていて、この湖の「くっちゃら」付近に存在したアイヌの集落(コタン)「クッチャロ」に、和人が当て字をしたものとされています。因みに道北にある【クッチャロ湖】とは、似ている名前ですが全くの別物です。語源は同じとの話ですが…

<<屈斜路湖の現在まで>>


当初の屈斜路湖は、ほぼ円形をしている湖で、面積は現在の倍ほどの大きさがあったと考えられています。現在でも「屈斜路カルデラ」は東西に約26km・南北に約20kmで、日本最大の大きさを持っています。
屈斜路湖は、約160万年~約100万年前にカルデラ火山を形成し、その名残として屈斜路湖北側にある藻琴山が残っています。その後、約40万年~約4万年前までの間でカルデラを形成する火山活動が起きて、10回ほどの大規模火砕流噴火を繰り返したそうです。そして12万年前に最大級の噴火をした事で、クッチャロ羽幌と呼ばれる広域テフラ、約4万年前にはそれに次ぐ大規模噴火が発生して、クッチャロ庶路テフラが形成されました。そして約4万年前~現在までの間で、「中島」「アトサヌプリ(硫黄山)」「摩周火山」の活動による溶岩円頂丘群が噴出しカルデラ湖の南東部が失われて現在のような形になったとの事です。

<<屈斜路湖の地学的知見>>


外輪山として「藻琴山」「サマッカリヌプリ」を持つ、約3万年前に屈斜路カルデラの内側に形成された【屈斜路湖】です。国内の湖沼の中では6番目の面積を有しています。比較的平均水深が28.4mとカルデラ湖では浅い方ですが、旧噴火口(和琴半島東岸)の最深部は、117mとなっています。
屈斜路湖の中央部には、湖中島の中で日本最大の中島(面積5.7㎢・周囲12km)があります。この中島には直径14kmのタフリング(タフコーンとも呼ばれる)と言う、火山の爆発的な噴火で生じた火口地形があり、溶岩円頂丘の最高点は355mになっています。また元々は中島と同様に湖中島として生成され、その後に尾札部川の扇状地から成長した砂州により、陸繋島となった和琴半島が南岸に突出しています。
こちらの屈斜路湖は摩周湖と違い、周囲からの小河川の流入があり、南端から釧路川となって流れ出しています。そんな河川から湖へは流入量の全水量の20%ほどで、残りは地下から湖底へ流入しているとの事です。

<<屈斜路湖の御神渡り現象>>




ここ屈斜路湖の真冬の名物と言えば【屈斜路湖の御神渡り現象】です。この現象は北海道でも特に寒くなる2~3月の厳冬期に起こり、全面凍結している湖面の氷が、バリバリと言う音と共に盛り上がり、一筋の道を作る現象を言います。



屈斜路湖
オススメ観光Spot


砂湯・露天風呂

屈斜路湖 砂湯

屈斜路湖 砂湯



[所在地]
北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖畔砂湯
[お問合せ]
015-482-2200(社団法人摩周湖観光協会)
015-482-2940(弟子屈町役場 観光商工課)

[利用期間]
通年
(キャンプ場)
6月下旬~9月上旬

[営業時間]
24時間
[定休日]
なし
[利用料金]
無料
(キャンプ場)
高校生以上・400円/泊
小中学生 ・300円/泊

[駐車場]
普通車140台(無料)
[泉質]
ナトリウム・炭酸水素塩泉

コバルトブルーの湖面と、のんびりとした風景を眺めながら「砂湯」を楽しんでみませんか? 「砂湯」と言うのは砂浜を掘ると、温泉が染み出してくるとても珍しい「砂浜」です。この染み出てくる温泉は、単純泉でリウマチ・火傷等に効くと言われています。ただ掘る場所によって温度の違う温泉が出てきます。場所次第では50度近い温泉が湧きだす事もありますので、「火傷に効く効果」を求めて「火傷してしまう」と言った本末転倒な事にならないように気を付けて下さいね。
因みに簡単に足湯を愉しむ程度の湯船は簡単に作れますが、大きな湯船を求める場合には「貸しスコップ」を利用するのが良いと思います。一応「砂湯」の左右には無料で入れる足湯が用意されています。科yんぷじょうもありますので、キャンプをしながら屈斜路湖と、砂湯、景観などを、ゆったりと楽しむのも良いかもしれませんね。

コタン温泉

コタン温泉


  

[所在地]
北海道上川郡弟子屈町屈斜路古丹
[お問合せ]

015-482-2940
(弟子屈町役場 観光商工課)

[営業時間]
24時間利用可能
[定休日]
なし
[利用料金]
無料
[泉質]
ナトリウム―炭酸水素塩泉

※定期清掃(入れない時間があります)
5月~10月 毎週火曜・金曜
11月~4月 毎週金曜
気象条件などにより、定期清掃日以外でも、
臨時で清掃作業を行う事があります。


  

屈斜路湖の南東の畔に寄り添うようにある『秘湯・コタン温泉(露天風呂)』です。ここの温泉をオススメする理由は、屈斜路湖を眺めながら優雅な気分で入浴できる露天風呂な事と、それが24時間完全無料で利用する事が出来ます。
露天風呂の詳細は、脱衣所は男女別で設けられています。湯船は大きな岩で仕切られているだけで、ほぼ混浴な事と湖畔との仕切りがありません。ただタオル入浴や水着の着用がOKなのでもんだいは無いかと思います。そして温泉かけ流しの岩風呂で、お風呂の水面は湖面と、ほぼ同じ高さになっているので、まるで「屈斜路湖の湯」等と勘違いしちゃいそうです。それと黄昏時に合わせてのご利用が『一押しTime』だと思いますよ。湖が金色に染まると誰もが一瞬、時を忘れてしまいそうになります。
因みに温泉の衛生面ですが、アイヌ民芸店の店主さんが、定期的に清掃及びメンテナンスをしてくれていますので、概ね清潔に保たれている露天風呂になっています。

※夜間は騒ぐこと、キャンプ、温泉内での飲食は厳禁となっていますので、観光地を守るためにも禁止事項は行わないでくださいね。

和琴温泉

和琴温泉


[所在地]
〒088-3441
北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖畔和琴

[お問合せ]
015-484-2835
(和琴フィールドハウス・4月下旬~10月末)
015-483-2335
(環境省・阿寒摩周国立公園管理事務所)

[営業時間]
24時間
[定休日]
なし
[利用料金]
無料
[泉質]
単純温泉(中性低張性高温泉)
[泉温]
52.5度


弟子屈町の温泉で、屈斜路湖南側の和琴半島の付け根にあります。無料で24時間入浴可能な露天風呂です。和琴温泉には、簡易的な更衣室はありますが、完全な混浴露天風呂です。湯温は52.5度と少々熱めのお風呂になっていますので、屈斜路湖を望み優雅な気分で逆上せないように気を付けて下さいね。近隣にはキャンプ場と、民間宿泊施設の三香温泉があります。

オヤコツ地獄温泉

オヤコツ地獄温泉


[所在地]
〒088-3341
北海道川上郡弟子屈町屈斜路

[営業時間]
24時間
[定休日]
なし
[利用料金]
無料


  

和琴半島の先端にある【オヤコツ地獄温泉】って…「閻魔様が居るのかなぁ?」と、ちょっと心配な名前の温泉です。だけど安心してください。最近は見て居ないと…誰かが言っていました。でもたまに体の疲れを取る為に、リフレッシュに来るとか来ないとか?もし遭遇したら是非とも教えて下さいね。
ここはとても凄く硫黄の臭いが漂っている場所で、そんな岸辺にある天然硫黄温泉の【オヤコツ地獄温泉】です。どうやら岩肌のアチコチから、そして湖底などからも100℃近い天然温泉が湧きだしているので、火傷しないように気を付けて下さいね。
ただここへ行く方法ですが、カヌーやボートを利用して行く方法と、和琴半島を巡る散策道を進み、オヤコツ展望台から急斜面の地獄板を降りる方法しかありません。滑落の危険性があるので十分に注意して訪れて下さいね。

池の湯温泉

池の湯温泉


  

[所在地]
〒088-3341
北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖池の湯

[お問合せ]
015-482-2940
(弟子屈町役場 観光商工課)

[営業時間]
24時間
[定休日]
なし
[利用料金]
無料
[泉質]
ナトリウム―炭酸水素塩・硫酸塩泉


  

【池の湯温泉】の名前の通りに、パッと見には「これは池?」と思う様なフォルムの温泉です。湖畔に広がる静かな森と、屈斜路湖を望みながら浸かる事の出来る露天の温泉。心地よい風を感じ名がら、ゆったりとした時間を感じる事が出来ます。湯船は本当に池をイメージさせる様な、とてもシンプルかつ開放的な造りになっています。簡易的な男女別の脱衣所があり、少々ぬるめのお湯の為に、時間を掛けてゆっくりと体を温めるのがBestだと思います。温泉の清掃は地元の方により定期的に行われています。この【池の湯温泉】も、「コタン温泉」と同様に夕暮れ時が、おすすめの時間です。夕日が対岸に沈むころには黄金色に染まる景色が、心にリラクゼーションを与えてくれると思います。

イソの湯

イソの湯


[所在地]
〒088-3331
北海道川上郡弟子屈町屈斜路

[営業時間]
24時間
[定休日]
なし
[利用料金]
無料

摩周駅から391号線、243号線を使い屈斜路湖方面に向かいます。屈斜路湖の少し手前より道道52号線に入り北へ向かいます。そこから6km程進んだ先(目安としては「池の湯温泉露天風呂」付近から700m程先)に、ガードレールが無くなっている場所があります。そこから入って言った所にある駐車スペースに車を停めて、徒歩で屈斜路湖に向かって行くと湖畔のすぐ傍に【イソの湯】があります。は入り口はとても解り難いですので、見落とさないように気を付けて下さい。
温泉本体は、ちょっとした半島の様な場所にあるのですが、到着しても屈斜路湖があって、ちょっとした水溜まりが少し不安になっちゃうかもしれませんある感じ?見た感じ温泉なのかどうか判断し難いかもしれません。温泉に入った感じは「浅くて熱い」温泉です。脱衣所が無く、混浴露天風呂です。この【イソの湯】は、やっぱり€入浴するのは、ちょっと勇気が必要かなぁ~?ただ景観は一面屈斜路湖に囲まれていて、あまり見る事の無いシチュエーションの露天温泉なので、一見の価値はありだと思いますよ。

時間があれば見ておきたいSpot

和琴半島

和琴半島


  

屈斜路湖の南側に突き出た形の和琴半島ですが、元々は火山の溶岩ドームとして生成されたのですが、長い月日を重ねていくうちに岸と繋がり半島になったそうです。
また地熱が高い事から、北海道でありながら冬でも凍結しない場所のある『不思議なSpot』になっていて、至る場所から温泉も湧き出ています。そんな和琴半島自体は、全体的に原生的な森に覆われています。

[和琴自然探勝路]


  

屈斜路湖、そして和琴半島へ訪れたならば、周回30~40分(約2.5km)程かけて半島を巡る事の出来る『和琴自然探勝路』がオススメです。大自然の中珍しい高山植物、トドマツの純林、周囲15mの幹を持つ桂の巨木など、コバルトブルーの湖を望みながらの散策は、自然に包まれ心落ち着く時間を楽しめますよ。

  

弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民俗資料館

弟子屈町屈斜路コタンアイヌ
民俗資料館
https://www.town.teshikaga.hokkaido.jp/kurashi/kyoiku_bunka_sports/sports/2/1313.html


  

[所在地]
〒088-3351
北海道川上郡弟子屈町屈斜路市街1条通14番地
[お問合せ]

015-484-2128
休館期間中は下記まで
015-482-2948
(教育委員会 社会教育課 社会教育係)

[開館時期]
4月10日~11月30日まで

[営業時間]
09:00~17:00
[定休日]
開館期間無休
12月1日~4月9日まで

[利用料金]
大人(高校生以上)・420円
小人(小・中学生)・280円

[駐車場]
あり
※一般社団法人 摩周湖観光協会 「弟子屈なび」抜粋


  

昔からアイヌの人々が暮らしていた屈斜路湖畔のコタンに建つ前衛的な外観の建物。これは釧路市立博物館や湿原展望台の設計で日本建築学会賞を受賞した、釧路市出身の建築家毛綱毅曠氏の設計で建てられたもので、入口に並ぶ7本の列柱は宇宙の時間を象徴する聖数7を意味し、本館の円形ドームは天円地方宇宙の建築構造を、内部に立つ31本の柱は山と森を象徴しています。
展示物はユーカラの森、コタンの大地、コタンの移り変り、山野を駆ける、コタンを支える人々の5つのテーマからなり、熊まつりのスライド上映もおこなっています。アイヌの人々の暮らしや文化の息吹きが聞こえてきます。