「霧の摩周湖 」「摩周ブルー」「満天の星空」と、楽しみどころ満載の摩周湖

2021年11月18日


北海道川上郡弟子屈町
摩周湖


世界第2位(国内第1位)の透明度を誇る【摩周湖】です。湖の透明度はロシア南東部にある「バイカル湖」の次に高い透明度を持っていて、2001年に『北海道遺産』に選定されている湖です。

  

【霧の摩周湖】として名前を知られていますが、これは太平洋上を北上する暖かく湿った空気が、北海道沿岸で急激に冷やされる事で濃い霧が発生します。そんな冷たい霧が外輪山を越えてカルデラの中に溜まる事で、神秘的な湖の姿が表現されます。

そして他にも【摩周ブルー】と表現されている言葉もあり、これは摩周湖の湖底が急激に深くなっている事と、同時に高い透明度を持っている事が相まって、青以外の光の反射が少なくなり、良く晴れた日に現れる湖面の色彩が【摩周ブルー】と呼ばれるようになったとの事です。折角摩周湖を訪れるならば、出来れば【霧の摩周湖】【摩周ブルー】の両方を楽しみたいですよね。

在地北海道川上郡弟子屈町
面積19.22㎢
周囲長19.8km
最大水深221.5m
平均水深137m
水面標高355m
成因カルデラ湖
淡水・汽水淡水
湖沼型極貧栄養湖
透明度19.0m

<<摩周湖の名前の由来>>

  

アイヌ語では「キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)」と言います。そしてこの「摩周」と言う名前の由来ですが、諸説があり「カムイシュ(神老婆)」と言うものであったり、摩周湖にはカモメは生息して居ないのですが、何故か「マシ・ウン・トー(カモメの湖)」等と言った呼び方もあります。ただ正確には不明との事です。

<<摩周湖の透明度の高さの秘密>>

  

それでは少しだけ摩周湖の透明度の秘密をお話します。この摩周湖は流入・流出する河川が存在しない閉鎖湖になっています。それでは摩周湖を形成している水は何処から?と言う事ですが、周辺に降る雨が地面に浸透し、濾過されて摩周湖に流入していると言う事です。また流入する生活排水などもありません。そして夏季に於いて気温・水温が非常に低く保たれている事により、有機物の分解が抑えられている事などの要因が重なった事で、この透明度を保つ事が出来て居るのです。

<<摩周湖の起源の秘密>>

次に日本の湖沼の中で20番目の面積規模を持っている摩周湖の起源についてです。元々この付近は富士山の様な形成火山(標高約2000m位と考えられています)で、この付近「摩周湖一帯」で、約3万年ほど前に火山活動が始まりました。その火山活動の際に安山岩質溶岩流によって外輪山が形成されたそうです。その後約7000年ほど前になると、大噴火が起きて【摩周湖】のカルデラが形成されたと言われています。そしてまた時が過ぎ約4000年ほど前から、カルデラ東部で噴火が始まり「カムイヌプリ火山」が成長、それと同時時期にカルデラ中央の湖底で溶岩ドームが形成されて「カムイシュ島」が出来て現在の地形が出来上がった『カルデラ湖』です。

<<阿寒湖の周りの様子?>>

地理的に見て見ると、摩周湖の中央付近には、断崖の小島【カムイシュ島】があります。優位は海抜600m前後の切り立ったカルデラ壁になっていて、南東の端には標高857mの「カムイヌプリ(神の山)」と呼ばれる【摩周岳】が聳えています。湖内は『特別保護地区』に指定されていて、開発行為、車、馬、船などの乗り入れは厳しく規制されています。

<<カムイシュ島(中島)>>

  

上でも話しましたが、摩周湖のほぼ中央部にある小島が「カムイシュ島(中島)」です。カムイシュ島は比高210mを越えるデイサイト質の溶岩ドームの湖面上に現れた頂上部分で、丸く崖に囲まれた形状の島です。島名の「カムイシュ」『アイヌ語のカムイ(神・神の様な崇高な霊的存在)+シュ(老婆)』の意とされています。



摩周湖
オススメ観光Spot


摩周湖の展望台

摩周第一展望台

摩周第一展望台
  
[所在地]
〒088-3200
北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野

[展望台標高]
550m
[湖面標高差]
200m

  

弟子屈町側から摩周湖へ足を延ばしていくと、最初に現れる展望台が『摩周第一展望台』です。景観がとても良く、レストハウスもあり、摩周岳の登山入り口にもなっているので、摩周湖を堪能するにはBestSpotだと思います。摩周湖の周辺は特別保護区になっている事から、周りに建物も無く自然第一の環境になっています。昼間の景観も良いですが、出来る事ならば真っ暗な夜間の展望台から、満天の星と共に見下ろす摩周湖は、『幻想の世界』を強く感じさせてくれますよ。北海道と言う土地柄で、冬の夜は空気も凍るような寒さです。ただそんな氷点下の澄んだ空気の中の星空を見上げて、散りばめられた宝石を見ている様な錯覚を感じてみませんか?

摩周第三展望台

摩周第三展望台
[所在地]
〒088-3200
北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野

[展望台標高]
550m
[湖面標高差]
200m

  

こちらは川湯温泉街から車で、道道52号線を20分程走らせると到着できる『摩周第三展望台』です。無料10台ほど停められるスペースの駐車場があり、階段の上に展望台があります。ここは現在摩周湖にある展望台の中でも一番高い場所に位置しています。ここの展望台からは間近に「カムイシュ島」を見る事が出来ます。因みに11月上旬~4月中旬頃は、冬季通行止めになる為に、展望台へは車で立ち入ることが出来ませんので、ご注意くださいね。また時期や天候にもよりますが、早朝に訪れると雲海を見る事も出来るかもしれません。そんな感じに摩周湖って年中無休で見所の満載の湖なんですよ。

裏摩周展望台

裏摩周展望台
[所在地]
〒088-3461
北海道斜里郡清里町

[展望台標高]
580m
[湖面標高差]
230m

裏摩周展望台は清里町の観光Spot紹介を参照
https://aino-namie.work/2019/06/03/post-20293/

<<幻の第二展望台とは…?>>



あれれ?なんか変だなぁ「なみえちゃん第二展望台を忘れちゃっているよ!」などと思っていませんか? 第一展望台の次が第三展望台ってなっているよね?…その摩周第二展望台ですが、昔は一応、存在して居たんだよ。第一展望台には、売店・トイレ。駐車場が揃っているメインと言える展望台。第三展望台は簡易駐車場・遊歩道・展望台があります。それでは第二展望台は「何処にあるの?」と言う事だけど、実は第一展望台から第三展望台の間に、昔は遊歩道があり、その途中に第二展望台と呼ばれていた場所があったんだって。だけど現在は遊歩道に危険な場所等がある事等から、「第二展望台は完全閉鎖!」ってなっちゃったんだって。そんな事から今では第二展望台は『幻の第二展望台』となってしまったそうです。

摩周湖の近隣の山々

藻琴山

藻琴山
北海道東部にある火山


[標高]
999.9m
小清水町(斜里郡)
弟子屈町(川上郡)
大空町・美幌町(網走郡)
  

約1000mの標高を持つ『藻琴山』です。屈斜路カルデラ外輪山の北部を形成している火山です。北側には緩やかな山麓を広げていて、南側は急崖のカルデラ壁で屈斜路湖に向かっています。登山をする場合は、東側山腹までの自動車道もあり比較的容易に山頂に向かう事が出来ます。山体は輝石安山岩(斜方輝石、普通輝石などを斑晶鉱物として含む安山岩)で、北斜面は針広葉樹林帯の自然休養林に指定されていて、山頂には高山植物などの草地が広がっています。山頂の360度大パノラマでは、南方面には屈斜路湖、硫黄山、摩周岳、西別岳などが、北方面に目を向けると、濤沸(とうふつ)湖、網走湖、サロマ湖などを眺望する事が出来るオススメの景観Spotです。

【藻琴山の登山道】

  

[東藻琴コース]

道道102号(網走川湯線) 「藻琴山登山入り口」から、6合目の登山口までは車で行く事が出来ます。そこからは頂上まで約1時間(約2km)で到着する事が出来ます。途中「名水・銀嶺水」でのどを潤す事が出来ますよ。

[小清水コース]

道道102号(網走川湯線) 展望レストラン「ハイランド小清水725」の駐車場に登山口から登ります。標高725m地点から、比較的なだらかな尾根の登山道を進み、屏風岩を過ぎ少し進むと頂上に辿り着きます。約1時間ほどで頂上に辿り着ける道程になっています。

硫黄山(アトサヌプリ)

硫黄山(アトサヌプリ)
弟子屈町にある第四世紀火山


[標高]
512m
弟子屈町(川上郡)
 

硫黄山又はアトサヌプリと呼ばれる北海道の弟子屈町にあり、約512mの標高を持つ第四紀火山で、活火山指定されています。アイヌ語で「アトゥサatusa」と「ヌプリnupuri」のアイヌ語が由来と言われています。

  

現在は川湯温泉の源として有名になりましたが、元々は硫黄を発掘する高山として利用されていました。明治初期から昭和30年代の当時は硫黄をマッチや火薬の原料としての需要を求められた好物で近隣の「雌阿寒岳」「知床硫黄山」等でも採掘が盛んに行われていました。
『硫黄山(アトサヌプリ)』は裸の山とも呼ばれています。レストハウスのある駐車場から、山裾の砂礫を進むと噴気孔のすぐそばまで向かう事が出来ます。

※硫黄山は登山禁止の山ですが、現在、ガイドの引率によるエコツアー開発を進めています。

[お問合せ]
015-483-2670
(川湯観光案内所)

摩周岳
弟子屈町にある
カルデラ湖(摩周湖)の外輪山

  
[湖面標高]
502m
弟子屈町(川上郡)


摩周湖と共に「カムイヌプリ(神の山)」として奉られている【摩周岳】です。場所は北海道川上郡弟子屈町にある857mの標高を持つ山で、摩周湖の外輪山最高峰になっていて、湖面標高は502mです。アイヌ語で「マシウ(鍋の様な湖に影が泳ぐように見える)」とされていますが、諸説あるらしいですよ。 摩周岳は摩周火山を構成する火山の一つで、大きな火口を持っていて、摩周カルデラが形成された後に起こった火山活動にて形成されました。約4000年前以降に最新の活動が行われたそうです。ここの第一展望台から下を覗くと、ほぼ垂直に切り立った火口壁を望む事が出来、その山頂から海抜375mの火口底までの落差は、482mもあるそうです。

登山ルートは第一展望台をStart地点にして、南側の外輪山を半周程経由します。そこから西別岳の分岐より摩周だけの火口壁を辿り頂上へと向かいます。

道の駅『摩周温泉』

道の駅『摩周温泉』
https://www.masyuko.or.jp/michinoeki/

  

[所在地]
〒088-3203
北海道川上郡弟子屈町湯の島3丁目5−5

[お問合せ]
015-482-2500
[営業時間]
5月~10月 午前8時から午後6時
11月~4月 午前9時から午後5時