周回約12kmの中には、大きな自然が寄り添いあっています

2020年3月24日


◆暑寒別天売焼尻国定公園

焼尻島に関しては、フェリーの中で説明をしちゃったので、最初は『暑寒別天売焼尻国定公園』に関して、簡単に説明します。
元々は「暑寒別道立自然公園」と「天売焼尻道立自然公園」と言う道立の自然公園でしたが、1990年に国定公園として統合した形で指定されました。公園の範囲としては、石狩・空知・留萌の3振興局にある1市5町(石狩市・新十津川町・雨竜町・北竜町・増毛町・羽幌町)にかかっています。また地区としては「暑寒別・雄冬地区」「送毛・濃昼地区」「天売島・焼尻島地区」の3つの地域で構成され、景観保護地域として保護されている国定公園です。


◆焼尻島灯台

焼尻港から南に1.5kmほど進んだ島の南東部に立地しています。めん羊牧場が隣接して居ます。

・焼尻島灯台
所在地 :北海道苫前郡羽幌町焼尻島
灯 質 :群閃白光 毎30秒に4閃光
光達距離:19.0海里(約35km)
外環建物:白色・コンクリート造り


◆めん羊牧場・めん羊牧場牧草地

あなたはスコットランドに行ったことありますか? なみえちゃんはJapanManiaなので海外へ訪れた事はありませんが…。テレビ等で見た事のある景色を思い出す事の出来る景観を感じる事が出来ます。この「めん羊牧場」は萌州ファームが運営をしている約80haの広さを持つ牧草地です。ここには約500頭の羊(サフォーク種)が育てられているとの事です。「プレ・サレ焼尻」と言う有名で評判の高い羊肉です。ここの牧草地は立ち入り禁止となっていますが、オンコ街道から景色を楽しむ事が出来ますので、一度スコットランド気分を視覚で味わいに訪れてみませんか?


白浜海岸白浜キャンプ場

白浜海岸と白浜キャンプ場は隣接して居るので、キャンプと海の一挙両得とも言えるスポットになっています。ここのキャンプ場からのロケーションは海・海岸線・天売島と言った感じで、最上級の「インスタ映えphoto景観セット」と名付けても良いのでは無いかと感じるほどです。そして何よりもここで一番のお勧めと言えるのは、夜になってから満天の空に光り輝く星空です。都会での星空を見慣れている人が、ここでの星空を見上げると、空にはこれほどの星が光り輝いていたのだと、再認識するのではないでしょうか? 一度ここに来てみて星空を見上げてみて下さい。今までに見た事の無い様な、新しい夜空を体験出来ますよ!


◆ウグイス谷

原生林の散策路にあるウグイス谷です。歩いていて上を見上げても木々の緑が邪魔をしてしまい、空を望み見る事が困難です。ここには樹齢300年を超える神居の松と呼ばれているアカエゾマツを見る事が出来ます。伝説ではこの木のテッペンには、ウグイス谷とこのアカエゾマツを守護する天狗が住み着いているとか?ここ焼尻島にあるこの森は1平方kmに、大自然の森が凝縮されていて、原生林の静かな泉、峡谷に架かる橋、広葉樹・針葉樹が混生された密林、野鳥などがさえずる環境等が広がっています。バードウォッチングをするのにも最適なポイントとなっています。


◆オンコの荘(オンコのしょう)

通常15mほどの高さまで育つと言われている焼尻島ではオンコと呼ばれているイチイの樹木。そのオンコの樹木が、ここ焼尻島では高さは何故か1mほどと言った低さで、逆に10mほどの広さにまで枝を伸ばしています。この様な生育をする理由は、海から吹き付けてくる強い風と、冬には沢山の雪が降り積もる事により、天高く伸びて行く事が出来ないからとの事です。そのような過酷な環境で育ったオンコの木々が伸ばす枝の範囲は、直径10mを越えるものもあると言います。このオンコの樹木を離れた所から望んでみると、地面がこんもりと盛り上がる様な景観を見る事が出来ます。これは焼尻島ならではのオンコの樹木の形となっています。

そんなオンコの木の中でも是非目にとめて見て欲しいのが、樹齢200年とも言われる5本のオンコの木により形成されている「水松の荘」です。この木の下には、まるで秘密基地とでも言わんばかりの「広い空間が展開」されていますので、必見ですよ!
またこのオンコの木自体が難解パズル?知恵の輪?迷路?と言った感覚に捕らわれる不思議な形になっている奇木です。一度何かに見立てて解いてみると、面白いかもしれませんね。


◆マクドナルド上陸記念の地

簡単にこのラナルド・マクドナルドと言う人を説明すると、アメリカインディアン(北米先住民)と白人との混血で、日本に密入国をして日本人に初めて英語を教えた人となります。
そんな人の上陸した地が何故「上陸記念の地」と、言われる理由を深く見てみると上陸を記念されるべきだった人と言う事が分かります。このラナルドは、インディアンの人種的ルーツがアジアにあると言う説から、日本に興味・関心・憧れを持ったラナルドは捕鯨船の乗組員になり、日本海での漁を終えた後で、船長に懇願し小舟に乗り換え単身で、鎖国下の日本へ密入国をしたそうです。その最初に辿り着いたのが焼尻島です。無人島と思ったラナルドはその後、利尻島に上陸し捉えられて長崎に移送されたそうです。鎖国下の日本へイギリス・アメリカなどが接触する機会が増加していた事から、英語通訳の必要性を感じていた時であったことから、英語を教えさせたとの事です。その後日本に「黒船来航」があった際の交渉に役だったとの事です。またこのラナルドがアメリカに戻った時に、日本は未開社会ではなく高度の文明社会の国である事を伝えた事で、対日政策の方針に影響を与えたとの事です。日本では「ただの英語教師」とした認識ですが、アメリカの歴史の中では重要性をしめる人物等言う認識となっています。


◆鷹の巣園地

正に360度自由に見渡す事の出来るパノラマSpotになっています。 東に目を向けると連なる天塩山系の山々、西の海には約3.5km先にある天売島が視界に入り、南に見えるのは暑寒別岳を雄冬岬の海岸線。そして北の海を見据えると、蜃気楼のように揺れる利尻富士と言った感じに、四方八方何処を写真に収めても、インスタ映え最上級の写真を収める事が出来ます。この「鷹の巣園地」1か所だけで…。労力を抑えたいと言う方は、焼尻島に到着と同時に「鷹の巣園地」に駆けつけて下さいね。ただ次の天売島行きのフェリーも、シーズンから外れている場合には、一日1~2本なので、翌日か?早くても5時間ほど後になるので…折角なので他のスポットにも目を向けてみて下さいね。


◆雲雀ケ丘公園

バードウォッチングをするにはココしかない!とも思えるほどに沢山の野鳥が訪れる雲雀ケ丘公園です。少し青い色どりと白いお腹で脇腹が黄色に色づいている「ルリビタキ」や、少し深い色の青い羽根と白い腹、胸に黒が入っている「オオルリ(雄)」と、褐色の「オオルリ(雌)」。他にも「アトリ・ウグイス・ベニマシコ・カワラヒワ・ツグミ」等々50~100種の渡り鳥などをウォッチングする事が出来ます。他にも天売島では見る事の出来ない「ミドリシジミチョウ」などの昆虫も観察出来ます。この生え茂る樹木の中と野鳥や昆虫を潤す、湿地と水源地としての働きを持つ池もあります。


◆工兵街道記念碑

工兵街道とは、第二次世界大戦中、焼尻島に駐屯していた工兵隊が崖を切り崩し開通させたことから工兵街道と呼ばれています。正式には道道255号線と言い、この高台の上に作成に当たった工兵を偲び『工兵街道記念碑』が建造されました。ここは高台にある事から眺望がとても良い為に、天候が良い時には利尻富士を遠く望む事が出来ます。施設など何もない殺風景な場所に似合わず、ここから望む事の出来る夕日はとても綺麗に見える名所として知られています。


◆小さい「焼尻島」は大自然の宝庫です!

如何でしょうか? 周回約12kmと言うと、約3.5周回らないとフルマラソンの距離に届かない大きさの島です。そんな中に様々な見どころとなるスポットが犇めきあっています。のんびり歩いて疲れたら、広い外国の景観に似た、喉かな「めん羊牧場放牧地」でも眺めて、心のリラクゼーションをしてみて下さいね。